アメリカ編
□クリスマスイブの雪
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イギリスは魔法で夢の世界に逃げてしまった。
俺は今度こそ何も出来なくなった。
俺は魔法なんて信じてはいない。
イギリスは昏睡状態か何かに陥ったのだろう。
でも、夢の世界だろうが、イギリスの頭の中だろうが、俺自身の力でイギリスを連れ戻すのは不可能だ。
俺はそんなことになる前に彼を安心させるべきだったのだ。
そう思って俺は後悔した。
すぐにでも病院に行きたかったが、独立したばかりで仕事が立て込んでて行けなかった。
…結局、俺が寝ている間に彼は戻ってきた。
今度も俺は後悔した。
仕事なんて蹴ってイギリスを一度でも見舞いに行けばよかったのだ、と。
だから、もう後悔しないために、俺は…。