アメリカ編

□クリスマスイブの雪
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E2
それはとある冬の雪の日。なんとなく散歩してみたくなって外に出たら、迷ってしまった。俺の家のすぐ近くなのに、まだこんな未知の場所があったとは。俺はとても大きなクリスマスツリーのある場所で寒さで動けなくなった。この心の寒さには到底及ばぬものだったが。
『このツリー、アメリカにやったら喜んだだろうな…』
でも買ってやることは出来ない。
もう、アメリカは…。
寒さで頭がぼおっとして、そこから先はもう考えられなかった。
あ、雪、きれいだな。
きらきらして、宝石箱みたいだ。
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