ベジカカ 長編小説

□17セカンドライフ〜そんな困難〜※★
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「んあっ// はっ、はぁ、はぁ…」

ギシギシと軋むベッドの上で、こいつの甘い淫らな喘ぎ声だけが耳から脳まで突き抜ける。

その声だけで俺の身体の芯はさらに熱が籠り、もっと、もっとだと、その声の主を本能的に深く求めてしまう。

「はぁ…カカ、もっと俺を求めろ…」

自分だけが相手を求めているような錯覚に陥り、不安からなのか口から出る言葉は自分をもっと求めるよう要求する。

「んぁ、はぁ…」

「べじぃたぁ…//」

息を切らしながら掠れた声で俺の名を呼び、潤んだ瞳を虚ろ虚ろにさせながらも、それでもこいつは愛おしそうに俺に微笑み、両手を伸ばし俺の頬に・髪に触れてくる。

あぁ、その声で、その仕草で、こいつも俺と同じくらい自分を求めているんだと改めて感じ、安心する。

「カカロット、明日からしばらく貴様を抱けんのだから、今日は無理してもらうぞ…」

そう明日から約3ヶ月、カカロットは俺たちの子を成すため液体での生活が始まる。

「ふぁ、あぁ//ん、わかった…//」

(ベジータが宣言したって事は、こりゃきっと朝まで寝かせないつもりだな…)




今の今まで何度か互いの熱を放出し合った…。




だが俺は、未だ熱が冷めぬ自身をカカロットの中に埋めたまま、腰の動きを止めずヤツの首筋を甘噛みする。

何度抱いても飽きないこの身体…。

熱で染めあがった白い肌には、首筋に、鎖骨筋に、胸元に、腹筋に…至る所俺が付けた跡が赤く残っていた。

それが目に入るだけで、こいつを俺だけが独占しているという俺の黒い欲を満たし、自然と口角が上がる。

触れて這う俺の手や指が、カカロットの感じる場所を自然と尚かつ的確に刺激し、その度にこいつは色艶混じる声を発し俺の耳に届ける。

カカロットの中は何度俺自身が入り込んでも、毎回最初に入れた時と同じ締まりで迎え入れ、突き進む俺自身を程度な圧を加えつつ奥へ奥へと誘うように蠢く。

「あぁぁっ!」

俺が与える快楽によって、素直で純粋だったカカロットから、妖艶に色気を漂わせるカカロットへ変わっていく…。

そんな可愛いくて、厭らしいこいつに溺れないバカがどこにいる?

「はぁ、はぁ、べじぃた、あ、あ、もう!!」

俺の名を叫び、俺が与える快楽へ堕ちていくー。

「いけよ、カカロット・・・」

俺が耳元で囁き、カカロットが最も感じる部分を強く責め立てる。

「ああぁぁっ!!!」

大きく喘いだカカロットは身体を反らし、固く反り立った自身から白い液を勢いよく放った。

「はぁ、はぁ、はぁ…」

「カカ、良かったか?」

「んふ?ぅん…かなり・・」

ぐったりとするカカロットに微笑み、汗ばんで額にくっついてしまった髪を指で整え、撫でてやる。

「俺がいく間に貴様は何回いくんだろうな?」

「ベジータのいじわる…」

「まだまだこれからだぜ、カカロット…」

まだ文句が言えるほど余裕があるカカロットに己の舌を絡ませる。

くちゅくちゅと溢れる互いの唾液が口から漏れ、恥ずかしそうに目を瞑るカカロット。

「ん、くふぅ、ん…」

休む暇を与えず、俺は再び腰を動かし始めた。

相変わらずカカロットの中は至極気持ちが良く、俺も正直限界が近かった。

「く、はぁ、はぁ…」

(まだこの良さを味わっていたいな…)



俺は、まだこの快楽を味わいたいがために、カカロットを抱き抱え、互いの体勢を変える。

今度は俺が下に座り、その上にカカロットが股がる体位となった。

「うあ…//ん…ベジータの…急に奥まで//」

自分の体重が急に掛かり、中に入っていた俺のモノがカカロットの奥へと突き刺さる。

俺の首元に両腕を絡ませ、首を反らし、少し苦しそうなカカロットだが、ヤツの中は俺自身をキュウっと締め上げ、凹凸の様な波が絡み付き離さない。

「ふっ、お楽しみはそれからだ。」


俺は、そう言い一気に気を高めた。

「あっ、んん!!き、急に超化するなんて…ベジータのバカっ!」

「もっと貴様を味わいたくてな…」

詫び入れた様子を見せることなく、俺は構わず上下に腰を動かし、カカロットに優しくキスをする。

「ん//もう…超化すると、おめぇの・・・さらにでかくなるし、熱いのが余計熱くなるから、大変なんだよ!」

「よく言うぜ。その方が好きだろ?」

「・・・////おらの身体、もたない…」

「ほら、ここを俺に突かれるのが好きだもんな、カカロット…」

「んん!!あっ、あ、ベジータぁ、ダメ…」

自身をギリギリまで引き抜き、一気に奥まで突き刺すと、カカロットがガクガクと痙攣し、大きく喘いぐ。

「はぁ、はぁ、貴様も超化しろ、カカロット。」

「うぐぅ…ぁぁぁ…」

カカロットは息を切らしながら、気を高めた。
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