ベジカカ 長編小説
□8セカンドライフ〜好き〜※★
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「カカロット、そんなに焦るなよ。こんなんじゃ、俺もその気になれんぞ。」
ベジータが意地悪く言う。
「いつも俺が貴様にやっているようにやれ。わかるだろ?」
「・・・////」
そう言われて、悟空はしばし沈黙していたが、決心がついたのか、今まで俯いていた顔を上げた。
(おらが気持ちいいと思うことをベジータにやれば…)
「ベジータ・・・」
そう呟くと、悟空はベジータの首に腕を回し、そっと唇を重ねた。
啄む様にキスを落とし、片手でベジータの頬に触れる。
ベジータの口から「はぁ」と吐息が漏れた。
その声を確認した悟空は、少し開いたベジータの口の中へ舌を入れていく。
くちゅくちゅと音を立て、舌で相手の口の中を舐めまわす悟空。
そして彼の舌を捕える様に己の舌を絡ませていく。
「ふぁ///」
慣れない行為で、悟空は自分が責めているのに関わらず、声が思わず漏れてしまう。
その声の煽りで、ベジータの芯が徐々に熱くなっていくのがわかる。
「はぁ、カカロット、下も…」
「ん///」
悟空は、彼の舌に己の舌を絡めたまま、両手でベジータの下の服を脱がしにかかる。
先ほどの様にでは無く、焦らず、ゆっくりと彼の肌を指でわざと触れながら、そっと脱がす。
ベジータは悟空が脱がしやすい様に腰を浮かせてやり、相手への奉仕に慣れない悟空をフォローする。
愛しい相手の行為は、例えどんなにたどたどしくても、十分己を欲情させてくれる。
特に、頬を赤く染め、うっすら潤んだ瞳でこちらを見つめながら、熱い吐息を漏らし、己の舌を絡めてくる眺めは至極妖艶で、思わず喉を鳴らしてしまう。
素肌と素肌が触れ合い、そこにくすぐったい様な居心地がいい熱が生まれる。
濃厚に絡み合う舌を一旦離すと、名残惜しそうにキラリと光る糸が互いの唇を繋げた。
「「はぁ//」」
息つく間もなく、今度はベジータの身体に舌を這わし、下へ下へと愛撫を施す悟空。
そして、ベジータの下半身で熱をおび、固くなりつつあるそれをそっと両手で包み込み、その先にチロチロと舌を這わす。
ベジータの雄の匂いが口内に広がり、その煽りで悟空自身も熱くなっている。
「く…」
優しい悟空の愛撫に、思わず声を漏らすベジータ。
自分の愛撫で太くて熱をおびたそれが、さらに口で大きく反り立ってくる。
「はぁ、カカ・・・」
(ベジィタ・・・)
その声を確認した悟空は、ベジータをさらに気持ち良くさせるため、苦しいけど、それを奥で咥え込み、舌を這わしながら、上下の動きを速めた。
そして包み込んでいる手に圧を加え、速度を上げて扱いていく。
悟空の愛撫が、ベジータへの責めへ変わるときであった。
ベジータは昇天するのをなんとか抑え、咄嗟に悟空の動きを止めさせた。
「はぁ、はぁ、カカロット、俺の頼みは…」
「うん…/// わかってる…」
そう頷いた悟空は、寝ているベジータの上に跨ると、自分の指を舐めようとした。
「カカロット、それを貸せ。俺が舐めてやる。」
「え?」
ベジータはニヤッと笑うと、悟空の手首を掴み、それをゆっくりと自分の口へ持っていき、舌と唾液を使って、相手の指を厭らしく舐めまわす。
「んぁ///」
「気持ちいいか、カカロット。」
「ふぅ、ん…///」
「よし、この指を使って、自分でそこを解せ。」
ベジータの唾液でてらてらと光る己の指を、悟空は恐る恐る自分の後孔へ宛がう。
「く、ふぅ。」
初めてベジータの前で、自分で自分を解す悟空は、余りの恥ずかしさに身体が少し震えていた。
「ん、ん、ん・・・///」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てて、悟空は指で自分の中を解していく。
「ふ、厭らしいな・・・」