ベジカカ 長編小説
□11セカンドライフ〜もやもや〜※★
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「?」
「第2段階は、自白剤の効果があるんだ。」
「じはくざい?」
悟空が首をかしげると、ベジータはその顎に掴み上げ、キスをすると同時に舌を絡めてきた。
「ん//はぁ//」
悟空はその激しくも優しいベジータのキスと、ねっとりと熱く口内や舌を舐め回して、絡めてくる舌に思わず吐息が漏れてしまう。
愛しい人のこの愛撫に弱い悟空は、瞳をうっすらさせ、身体の中心に熱が籠り始めていた。
「んぁ///」
「ふ、カカロット、俺のキスが好きか?」
ベジータが不意に唇を離し、悟空に問う。
「…うん//」
「俺が欲しいか?」
「…うん//」
「俺が愛しいか?」
「…ぁたりまえだ、ばかやろぅ//」
うっとりとしながらも、潤んだ瞳で自分を捉え、頬を染めながらも素直に答える悟空。
「わるくないな。」
ベジータは再び、舌を舌で絡ませてくる。
くちゅくちゅと鳴り響くその淫らな音に、悟空の漏れた喘ぎ声が重なる。
「ふぁ、ん…」
「はぁ、カカロット、貴様は俺に何を隠している?」
「ん// 何も隠してない。」
「正直に答えろ。貴様はターレスを俺から庇おうとするが、ヤツも好きなのか?」
唇から首筋に舌を移動させツーっと這わせながら問う。
「はぁ// ターレスは兄ちゃんの恋人だし、おらに変なことしなけりゃ、いい奴だと思っているだけだ。」
「…そうか。だが、貴様は日頃俺があんなに注意しているのに関わらず、ターレスに対してまるで警戒心がない。それは許せん事だな。」
「そ、そんなあ// おらなりに警戒はしてっぞぉ//」
「ほう?あれで警戒しているつもりかぁ?」
ベジータが悟空の胸部にある尖った飾りを爪で引っ掻いてきた。
「っぃっつ!」
「貴様は多少、痛いのが好きだろう?」
「…うん。」
(ふふふ、自白剤が効いているだけあって、普段拒否する言葉も素直に返事するんだな。)
「まぁ、あのくそ野郎の事は仕方ない。あと、ブロリーと2人で何があった?ブロリーを倒して何週間か経つのに、貴様は一切俺に報告してくないじゃないか。」
「なぁ…カカロット。貴様、ブロリーともうヤッたのか?」
敢えて優しい口調で問うベジータ。
「・・・」
「どうした、カカロット。正直に言え。」
「…言いたくない。」
「言うんだ。」
「う…おら、おら…ベジータに嫌われたくねぇ…」
「貴様が言えんのなら、もう金輪際貴様に触れてやらんぞ?どうする?」
「・・・わかった。」
「まずな・・・ヤってねぇぞ。その、ヤられそうになって、イヤだって沢山拒否したんだ。でも、ちゅうされた。」
「それから?」
「口ん中にベロ入ってきて、ぐちょぐちょに何回も…されて…体中、舐め回された。」
「・それから?」
「チンを扱かれた。」
「・・それから?」
「チンを握って扱けって言われて、扱いた。」
「・・・れから?」(プルプルっ)
「ん〜、あと肩の肉を食いちぎられて、美味いって言われた…かな?」
「もういい!!聞きたくない!!!!貴様、ヤられてなくても既に色々されているじゃないか!!」
「ベジータ、そりゃないよ!おめぇがおらに正直に答えろって言ったじゃねぇか!」
「うるさい!!貴様は俺のモノだ!!貴様もちゃんと自覚しろ、バカロット!!!」
「な、なんだよ…。正直に言ったら言ったで、こうやって怒鳴ってくるから、だからベジータに言いたくなかったんだ。」
「なにをぉぉ!!きっさま!!」
「なぁ、ベジータ…おらのこと嫌いになった?もしブロリーにヤられちまったおらだったら、嫌いになるんか?」
「///!!!」
ふいにしゅんとなる悟空。
(この仕草に弱いベジータ。)