ベジカカ 長編小説

□2セカンドライフ〜初H?〜※★
1ページ/5ページ

地球を飛び立って、約1年−。

ベジータと悟空を乗せたアタックボールがついに惑星ベジータへ着陸した。

『ワクセイベジータ トウチャク』
とパネルに表示され、狭い室内でアラームが鳴る。
冷凍睡眠の設定から通常の設定に変わり、室内が温かくなってきた。

先に目を覚ましたのは、ベジータだった。

(着いたか?)

辺りを確認する。

「カカロット!?」

そうだ、俺は悟空を抱き抱えたまま、冷凍睡眠に入ってしまったんだ!

「・・・////」

自分の腕の中でスヤスヤと寝息を立てている悟空。
まだ12・13の幼さが残るその顔は、前世で別れたあの時の姿のままであった。

その姿を見ていたベジータは、ニヤッと口角を上げた。
イタズラ心に火が付いた彼は、悟空の頬やおでこにキスをしたり、指でつついたり。
最初は、それで十分満足だった。
まだ子どもらしいプニプニとした頬の触り心地さと、愛しい人が自分の中で安心そうに寝ている姿に笑みが零れるほど、居心地がいい。

イタズラついでに、ベジータは悟空の唇を舐めた。

「ん…」

「!!!/////」

(目が覚めたか!?…いや、まだ寝てやがる…)

「おい…カカロット」

「んが…ベジィタぁ?」

悟空がベジータの声で目を覚ました。

「カカロット、行くぞ。」

「んぁ?もぅ…着いたんか?ベジータ、どこ行くんだ?」

まだちゃんと目が覚めていないのであろう。
とろんとした目でベジータを見つめる。

(くそ…それは反則だ////)

突然ベジータが悟空の唇にキスをしてきた。

「な!」

何かを言おうとした悟空の開いた口にベジータの舌が入り込んだ。

「ふあぁ///」

ぐちゅ・くちゅと音をたて、激しく絡んでくる舌がまだ覚めぬ脳をさらに麻痺させる。
呼吸することさえ間々ならぬ悟空は、すでに息が上がり、吐息と共に甘い声を出す。

「ふっ///うあ…////」

その声でますますベジータの舌が絡んできた。
ベジータも息が荒くなり、悟空を見つめる黒い瞳が、熱さを宿った様な目つきになっていた。

「はぁはぁ、カカロット…」

「ん…はぁ、はぁ////」

「…俺の部屋に行くぞ。」

「っ!!/////」

悟空は強く抱きしめられて、自分の尻に何か固い物が当たっている事に気が付いた。

「…////ベジータのえっち…////」

「貴様のせいだ!行くぞ!!」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ