ベジカカ 長編小説
□2セカンドライフ〜初H?〜※★
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地球を飛び立って、約1年−。
ベジータと悟空を乗せたアタックボールがついに惑星ベジータへ着陸した。
『ワクセイベジータ トウチャク』
とパネルに表示され、狭い室内でアラームが鳴る。
冷凍睡眠の設定から通常の設定に変わり、室内が温かくなってきた。
先に目を覚ましたのは、ベジータだった。
(着いたか?)
辺りを確認する。
「カカロット!?」
そうだ、俺は悟空を抱き抱えたまま、冷凍睡眠に入ってしまったんだ!
「・・・////」
自分の腕の中でスヤスヤと寝息を立てている悟空。
まだ12・13の幼さが残るその顔は、前世で別れたあの時の姿のままであった。
その姿を見ていたベジータは、ニヤッと口角を上げた。
イタズラ心に火が付いた彼は、悟空の頬やおでこにキスをしたり、指でつついたり。
最初は、それで十分満足だった。
まだ子どもらしいプニプニとした頬の触り心地さと、愛しい人が自分の中で安心そうに寝ている姿に笑みが零れるほど、居心地がいい。
イタズラついでに、ベジータは悟空の唇を舐めた。
「ん…」
「!!!/////」
(目が覚めたか!?…いや、まだ寝てやがる…)
「おい…カカロット」
「んが…ベジィタぁ?」
悟空がベジータの声で目を覚ました。
「カカロット、行くぞ。」
「んぁ?もぅ…着いたんか?ベジータ、どこ行くんだ?」
まだちゃんと目が覚めていないのであろう。
とろんとした目でベジータを見つめる。
(くそ…それは反則だ////)
突然ベジータが悟空の唇にキスをしてきた。
「な!」
何かを言おうとした悟空の開いた口にベジータの舌が入り込んだ。
「ふあぁ///」
ぐちゅ・くちゅと音をたて、激しく絡んでくる舌がまだ覚めぬ脳をさらに麻痺させる。
呼吸することさえ間々ならぬ悟空は、すでに息が上がり、吐息と共に甘い声を出す。
「ふっ///うあ…////」
その声でますますベジータの舌が絡んできた。
ベジータも息が荒くなり、悟空を見つめる黒い瞳が、熱さを宿った様な目つきになっていた。
「はぁはぁ、カカロット…」
「ん…はぁ、はぁ////」
「…俺の部屋に行くぞ。」
「っ!!/////」
悟空は強く抱きしめられて、自分の尻に何か固い物が当たっている事に気が付いた。
「…////ベジータのえっち…////」
「貴様のせいだ!行くぞ!!」