ベジカカ 長編小説

□4セカンドライフ〜星の政策〜
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ベジータが惑星ベジータの王になって、4年が経った。

ベジータは王になると、まず星をあげて生業としていた地上げ屋を取り止めた。

次に王以外のエリート戦士や下級戦士等の身分制度を廃止し、民衆をすべて平等に扱う法律を作った。

絶対王制なのは変わらずだが、民衆を平等にすることによって、今まで才能があるのにも関わらず身分のせいで出世できなかった者達の道を開くための政策だった。

これにより、サイヤ人の全体的な戦闘能力はさらに上昇したのは皆無である。

またベジータは、戦闘能力が低くても、他で秀でた才能を持つ者にも積極的に職を与え、サイヤ人が独自に文明を発展できるよう、高度な科学技術の研究にも力を入れた。


もう一つ、星の財政を潤すために打ち出した政策として、街から少し離れた場所を舗装し、そこに人が住める設備を整えた。

次にホテルやショッピングモール、カジノ等巨大な建物を建て、その中心の場所にこれまた巨大なドームを建設した。

ドームの真ん中には、正方形の固い石が綺麗に敷き詰められ武道台になっている。
それを中心に、周囲には武道台が眺められる観客席がずらりと並んでいた。

そう、このドームは、地球の天下一武道会をモチーフに建設されたドームである。

ベジータの目的と狙いとして、屈強で好戦的なサイヤ人をトーナメント式で闘わせ、有り余っている力をそこで消耗させる事が目的なのと、その大会を他の星から観に来る異星人たちにガッポリ金を落としていってもらう事が狙いであった。

当初、ベジータの中ではその政策案がなかったのであったが、悟空の助言によって、後にドームが建てられたのである。
そのエピソードとは…。
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