ベジカカ 短編
□森 ※★
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グチョグチョと卑猥な音が響く中―。
「んぁ、ん、ん、ん//ふぁ・・//」
俺のモノをしっかり奥まで咥え込んで、自ら腰まで降り、気持ち良さそうにヨガりまくっているこいつは・・・。
さっきまで嫌だ・嫌だと叫んで俺を拒んだヤツとは到底思えない。
「おい、さっきの態度と全然違うじゃねえか?嫌だという割には・・・。ふっ、腰まで降りやがって・・・」
「ふぇ??// あ!!///」
俺が言ってようやく気が付いたのか、急に動きを止め、ヤツは涙目になって羞恥に頬を染めた。
「なんだ、急に止めるな・・・ほら、しっかり動け!」
恥じるこいつの表情が面白くて、わざと腰を強く奥へと打ち込む。
「んあっ/// ち、ちがう! おらは気持ち良くなんかなってない!」
「あぁ?気持ち良くなっていないだと?」
この状況でも快楽に溺れていないと否定するこいつに、胸の奥底から何とも言えない嗜虐心が湧き出る・・。
(さぁ、どうやって虐めてやろうか・・・)
ヤツの黒い髪を力まかせに掴み、顔を近づける。
「カカロット・・・嘘は良くないぞ。」
ニヤリと上がってしまう口角を敢えてそのままにし、無理やり自分の舌をヤツの舌に絡ませる。
「う、嘘なもんか・・・んん//」
互いの唾液が混ざり合い、くちゅくちゅと音を立てながら、ヤツの口内を侵していく。
逃げ惑う舌に、絡め・這わせを繰り返し、息つき間を与えない。
「ふぅ// ん// はぁ・・」
少し空いた空間で必死に呼吸をしようとする。
その時、こいつの漏れる色ある吐息が堪らない。
くちゅりっ。
「ふぁあっ//」
唇を離してやると、酸欠状態のこいつは呆けた顔で息を吸う。
「はぁ//はぁ//はぁ・・」
「どうだ、カカロット。これでも貴様はまだ気持ち良くないと抜かすのか?」
うっすら目を開け、頬を染めたまま、ボーっと俺を見つめる。
「お、おら・・//」
なにか言いたげに口を開くが…
自分の思いと反対に身体が勝手に次の快楽を求め、俺のモノを締め付ける。
「ふ、厭らしいヤツめ。」
俺はヤツの尻を掴むと、再びこいつの中を味わうがため腰を動かし始める。
「あっ// ダメ!やめ・ろ・・」
「はっ! 『もっと』の間違いだろ?」
「違う!! んあ!あっ!あぁ///」
再び卑猥な音とこいつの喘ぎ声が耳に響く。
嫌だの違うだの言う割には、まったく・・。
俺のモノをキュウキュウと締め付け蠢くこいつの中は、口より正直だ。
腰の旋律を繰り返しながら、固く反り涎を垂らしたヤツのモノを掴んで動きに合わせて扱いてやる。
「貴様もイキたいだろ?」
「ひっ// あ、イク!!だめぇぇっ!!」
身体を反らし、白い液を自分の腹にぶちまけたこいつの中がより一層締まり、俺の限界も近かった。
「カカ、出すぞ!」
ぐっと最奥へ突き、そこに俺のモノをぶちまける。
あぁぁ・・//
荒い息を整えながら、ヤツの顔を眺めてやる。
ふっ・・・・
目を虚ろにさせて
口元から涎を垂らして
入口をヒクヒクさせて
しっかり全身で感じているくせに・・・
「気持ちいいだろ?カカロット。」
「違う・・おら、気持ち良くない・・」
それでも俺が与える快楽を感じていないと否定するこいつは・・・。
この行為ではなく、きっと俺自身を拒否しているんだろう?
カカロット―。