もう、サヨナラはいわない【霧野蘭丸】


□*サヨナラ2
2ページ/4ページ

「え...?」


突然の質問に驚きを見せる舞。



そりゃあ、そうなるよな。おれ自身も驚いている。


そんなオカルトじみた話、あるわけないのに。


俺、馬鹿だろ。



「あっ、ごめん!気にしないで」



変に思われても困る。俺は急いで否定した。


不審に思われていないかな...。



この話はこれで終わると思った。


切り替えようと、別の話題を持ちかけようとしたとき




「いいえ。その話、後でくわしく教えてください」



彼女は、俺の目をまっすぐ真剣に見つめながらその言葉を発した。



俺が舞に振られたあのときの目で。



ほら、またデジャヴ...。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ