夢から現へ

□肆話
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あのお稲荷様御憑き(つき)事件(仮命名)が解決し、神主さんにも何故泊まるのか、理由を聞いていなかった(聞き流されたとも言う)ので、その話をした所。






「あぁ、あれなぁ。前神主さんがよう落としてくれはる場所があるから、そこ連れてくって聞かんくってなぁ。まぁ、何処かは教えてくれへんかったけど。」





らしい。






一言言おう。泊まる意味ってそこにあったの?!






「まぁ、体調良さそうやん?えぇんとちゃう?」





と返されたのはいうまでもなく、というか言い返せなかった。






それから1ヶ月、結構時間が経ったような気がする。





『はぁーーー・・・また1時間半』





レアってなんだ。





『粟田口の皆には、悪いなぁ。』





早く、いち兄を迎えいれたい。そして粟田口の短刀達を安心させたい!





『けど、なぁ。』





この際白じい目当てで回そうか・・・近侍、今は伽羅ちゃんだし。





『あぁあでも、やっぱりいち兄がきてほしぃ!!!』





「ナナシ、あんた時間大丈夫なの?」






『うわ!やっば!?行こ行こ!間に合わんんん!!!』






「はいはい、はよ行こうか。」






『あぁあぁぁあ!!』





「はよ準備しーや。」





今日はそんな絶叫をしながらバイトの準備をするナナシだった。





ーーーーーーー




「お疲れ様です!」





『お疲れ様です!お先失礼しまーす!』






よし、仕事(バイト)終わった!






自宅に帰れば、いつもの様にとうらぶして、あ!やば、思い出した。






『忘れないうちにレシピ、レシピ。』






近侍なレベリング中の伽羅ちゃんのままだ、このまま鶴丸さんレシピ回してしまおう。





レシピを設定し、タップする。






『おっとぉ?3時間20分?きちゃう、きちゃうの?!』





ダメだ過去に外した経験があり過ぎて手伝い札使うの怖い無理、コワイ。






『ス、スルーで・・・』







あまりの怖さに手伝い札を使わずに普通に時間通りに待とう、そうしよう。









チキンですが何か?
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