前世持ちの教員が審神者になるまで
□その壱
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『わー・・・馬鹿でかい学校デス事。』
はぁ・・・っと漏れたのは深いため息
私自身、極々普通の成人済みの教員だ、といいたいんだが
“前世”持ちって時点で最早普通じゃない。
というかこの前世が最速私の単なる妄想であって欲しかった事実があったりする
『えーっと、職員玄関は・・・』
此処か・・・と独り言を零しながら、視察したかいがあるというものだ。
『転勤初日遅刻って、ないでしょ流石に・・・』
と言葉を零したのが本音。
如何せん第一印象を悪くしたくない
生徒玄関はどうやら教員玄関とは別らしく、少し遠い場所にある様だ。
『はぁ・・・』
この学校
『絶対なんか“居るよ”・・・』
前世の頃もそうであったが、どうも悪い事にこの体質は前世があるからか、霊的なモノに敏感であったりする。
最初のため息はそれを含めての事・・・
そして転勤してきた理由が
『専門家、呼べよなぁ。』
その良からぬモノを私に退治させる為らしいという訳分からん内容だった。
というか
『この学校の教員に居るじゃん・・・』
大体人じゃない生徒と、教員が。
というかなんでこの子等、“普通に溶け込んでるの?”って言いたい。
まぁ、云わないんだけど・・・