不幸な彼女が笑う時

□ミラクル
2ページ/7ページ


(お願いだから黙っててくれよ…。)


「相棒ー!なんか今日元気ねぇな!どうした?お?」

「馬鹿だな燃堂。斉木はこれが普通だろ、俺には分かる」


…なぜお前は今ドヤ顔をしたんだ。

「そうなのかー?まぁ、いいや、ラーメン行こうぜラーメン」

「ハァ?またかよ、今日はゲーセンだな」

「なんでだよ、ラーメンうめーじゃんか」

「お前のすすめるラーメン、ロクなのないし!」


駄目だ。やはりこうなってしまうか。
これじゃあ、気付かれるのも時間の問題だ。

そもそも、この2人と帰ったのが間違えだった。

適当な理由をつけて物陰に行って、テレポートで家まで帰るか…



僕がそんな事を考えていた、その時ー…
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ