不幸な彼女が笑う時
□君への手がかり
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朝のHRが終わった。
HR中もずっとモヤモヤしていた。
「そんなにずっと気にしてるならさ、探そうよ!」
美羽が私の目の前に突然現れて言った。
「…でもどうやって…」
「私らの下足箱周辺にさ、学年の集合写真あるじゃん」
「うん、」
「あれ、全学年の集合写真は3年生の下足箱にあるから3年生の下足箱行ってみようよ!」
「………、なるほど!」
その手があったか!
こんな目立つ眼鏡をしてる人なら、1人が小さい集合写真でも、分かるはず。
私達は早速、下足箱へ向かった。