不幸な彼女が笑う時
□ミラクル
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斉木side
……僕とした事がヘマをしてしまったらしい。
彼女との接触を避けるため、今日まで行動してきたと言うのに…
今、僕は下校中だ。
そして問題なのは、僕が歩いている数メートル前に彼女が歩いていると言う事。
もちろん、彼女の帰り道も僕は把握していた。
しかし、今日は何か急な変更があったらしく僕と同じ道を通っているらしい。
…彼女が特殊な体質のせいだろうか。
彼女の行動がなぜか読みにくい。
それも重なり、こんな自体に…
しかも僕1人ならマシだが、今日はあの燃堂と海藤もいるのだ。
この2人がいつものように馬鹿騒ぎすれば、確実に気付かれる。