小説

□記憶の大切さ 上
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ピンポーン。

玄関チャイムが万事屋中に響き渡る。

今日は新八は風邪を引いたらしいし、神楽もなんか里帰りいないから自分で出なくてはならない。

「はーい(-o-)/」

だるいが依頼人だったらお金をもらえる。

そしたらたまった家賃を払えるかも知れない。

ガラッと扉を開け、ガッと扉を閉めた。

正確には閉めようとしたら足を入れられ閉められなかったのだが。

「開けるでこざる…!白夜叉ぁ!!」

「いーやーだ!!何でお前がいるんだよ!万斉!!」

「晋助の貞操の危機なのでこざる!!」

「訳わからねぇよ!!大体高杉、男だろ!」

「良いから開けろォ!!」

「ござるどこ行ったァァァ!!」

所で挟まれた足は痛くないのだろうか?

一瞬そうためらった所で…扉を切られた。

「ちょっとォォ!!何壊してくれちゃんてんのォォ!?」

「すまない、白夜叉。これもすべて晋助のためでござる。」

まるで反省の欠片もない様子でしゃあしゃあと言う。

「銀時!!」

万斉の後ろから出てきたのは紛れもない今度会ったら切ると予告しておいた高杉晋助で。

何故か女物をきっちり着こんで軽く髪留めをし、包帯をとっていて女にしか見えない。

え?ちょっ殺されにきたの!?

「銀時!?先生はどこだ!?ていうかこのサングラスは誰だ!?」

パードゥン?

「はっ?どういうこと!?」

「今晋助は記憶が10才程に戻って要るのでござる。だから拙者のことも忘れているのでござる。」

「えぇー。まぁ入れや。」

このままでは話にならないから入れる。

「感謝するでござる。白夜叉。」

「扉切って置いてそれ言う!?」
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