短い本棚
□とりっく おあ とりーと…?
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本日、10月31日はハロウィン!
俺は現在、六番隊の隊長室にいる。
この部屋に、浮かない顔をした男が1人。
俺の恋人、朽木白哉だ。
何やら本を読んでいる。
白哉「…なぁ、一護」
一護「何だ?」
白哉「今日は『はろうぃん』という日だそうだな」
一護「うん」
白哉がひらがなとか…。
かわいいんですけど///
キュンとしつつも顔に出さないようにして、彼の問いに答える。
白哉「何をする日なのだ?」
一護「カボチャを飾るんだよ」
白哉「飾る…? 食すのではないのか?」
一護「食べるのは冬至だよ… ジャック・オー・ランタンっていうのを飾るんだ」
白哉「ほう」
一護「それから、子どもたちが仮装してお菓子をもらいに来るんだ そのときにはTrick or treatって言うんだよ」
白哉「とりっく おあ とりーと…?」
一護「そう」
白哉「一護、とりっく おあ とりーと?」
一護「えっ…」
白哉「子どもではないし、菓子が欲しいわけでもないが、言ってみたぞ これはどういう意味なのだ?」
一護「…お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」
白哉「…ふむ」
一護「わ、悪ぃ… 俺、今何も持ってないや…」
白哉「………」
一護「白哉…? ぎゃっ!」