: dream
□ゆるふわ
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『 ねえ、 』
『 涼介 』
さっきから何度も声をかけてみるけど
一向に返事が帰ってこない
ヘッドフォンでずっと曲を聴いてる
『 もういいよ 』
構ってくれないからベッドにもぐりこむ
しばらく経つといきなり頭を
なでられる感覚
布団から少し顔を出すとすぐそこに涼介の顔
驚いてまた、すぐに布団にもぐりこむ
「 ごめん、放置もたまにはアリかなって 」
『 アリじゃない、やだ 』
「 寂しかった? 」
『 うん、すごく 』
そう返事をすると布団をめくって
ぎゅーって抱きしめられて、
「 やっぱ好きだわ、○○のこと 」
優しい柔らかい笑顔でそう言うから許してしまう
『 私のほうが好きだもん 』
そう言うと急に照れて、
「 バカヤロー 」
なんて言う涼介
そして、いい気になった私に不意打ちのキス
照れる私にお構いなく額をひっつけてただ、お互い見つめる
ふわふわした、こんな時間
私はこの時間が大好き
ゆるふわ