: dream
□身長差の恋
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その日の夜、薮くんに連絡してみた
直接話す勇気は無くて○○です、って送った
しばらくしたら、返信が来て…
その日から薮くんとのやりとりが続いた
学校で会えば「 おう! 」とか、
声かけてくれるから少しずつ
仲良くなってきてるのかな、って思う
そして、今日は本の返却日
放課後に図書室に行くとあまり人はいなくて
でも、薮くんがイスに座って本を読んでいた
『 薮くんっ 』
少し恥ずかしかったけど、
声をかけてみた
「 あっ、○○ちゃん
本返しに来たの? 」
『 うん、すごくおもしろかったよこの本
取ってくれてありがとね 』
「 俺も借りよっかな〜 」
『 読んでみて、はいっ 』
そう言ってか私は薮くんに本を差し出した
「 わかった、読んでみるわ 」
私から本を、受け取ってまたね、って
私の頭をぽんぽんして薮くんは図書室を出た
だんだん、体が熱くなるのがわかる
私、薮くんのこと好きになったんだっ…