ジョルノ

□好き嫌い
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ジョルノが「……♪」と黙って自分で購入したプリンを食べていたらブチャラティが「ジョルノ、フルーツを貰ったんだが、食べるか?」といって籠一杯のフルーツを出してみせた

ジョルノは「…ん〜…、じゃあ少し貰います。」といってブドウを一房だけ手にとって平皿に乗せてからプリンを再び掬った

ブチャラティが「…(プリン優先なのか…)」と黙って林檎を出して自分の横に避けた

ジョルノが「…?(林檎を避けた…?…?)」と不思議そうに見ているとブチャラティは視線に気付き苦笑いした

ジョルノは少し考えて「…りんご、嫌いなんです?」と聞いてみた

ブチャラティは苦笑いしながら「あぁ…まぁ…」と曖昧に言葉を濁し、どこか少し恥ずかしそうに「実はそうなんだ。」といった

ジョルノは「…そうなんですか。(苦手な物、あったんですか…無いと思ってました…)」と言ってプリンを食べ終えた

ジョルノ的にはさほど気にする様な会話ではなかったがブチャラティは気まずそうに苦笑いして「…食感が苦手でな。」と言い出した

ジョルノは「…しゃきしゃきしてて美味しいです
けどそれが苦手な人もいますもんね?」といってフォローしてあげた

ブチャラティが「あぁ。どうにも…な。皮を剥くときの音でさえ…苦手で反応してしまうんだ。」といって苦笑いした

ジョルノは「誰にだって苦手な物はありますから気にしなくてもいいと思いますよ?」といってリンゴをそのままカシュリッと音をたてて食べた

それを驚いた様な眼差しでブチャラティが見ると「僕は好きですけどね」とジョルノが加えた

ブチャラティが「…その様だな。でもジョルノ、丸かじりは流石に感心しないぞ。」といってたしなめた

ジョルノは素直に「はぃ、すみません」と言うかと思ってたのだが予想に反して「だって皮を剥くときの音も苦手なんですよね?ならそのまま食べればと思って。」といった

ブチャラティが「いや、俺が去った後に食べたらいいだろ?」といってみるとジョルノは「あ、それもそうですね」といってから「じゃぁブチャラティが居ない時に食べます」といった

しばらくしてからブチャラティは苦笑いして「ジョルノは何か苦手な食べ物はないのか?」と聞いてきた

ジョルノは「ん〜…」と
唸りつつもスプーンを持ちプリンを掬うと「…やはり鶏肉は好きになれませんね…」といった

ブチャラティはキョトンとしてから「鶏肉?駄目なのか?」といった

ジョルノは苦笑いして「えぇ、なんとなく、苦手なんです。パサパサしてるし、食感だけじゃなくて…まぁ、苦手なだけで勧められたら食べますけど…好んでは食べませんね…」といった

ブチャラティはこっそりと「(ジョルノは鶏肉が苦手なのか。今度からは気をつけてやるか)」と思ったのだった



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