メローネ

□イチゴかチョコレートか
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メローネがジョルノに仕事中にも関わらず呼ばれたので任務を終えてからジョルノの執務室に行くと真剣な表情でデスクに向かっていたジョルノがいた

「(仕事中かな?…邪魔しないようにコーヒーでも…)…」とメローネが簡単な備え付けの給湯室らしき所でコーヒーを二つ、自分とジョルノ用にいれて持っていくとジョルノが「!…メローネいつの間にいたんですか?」といって驚いた

メローネは「ついさっき来たし、ノックだってしたよ?ジョルノが入っていいですよ〜って言ったじゃない。」といいながらもジョルノの前にコーヒーを差し出して「仕事中だと思って邪魔しないように静かにしたけどね。コーヒー、ミルクと砂糖多めで入れたけど…熱いから気をつけてね?」といって注意した

ジョルノが「…有り難うございます…」といって口にするとジョルノ好みの甘さのコーヒーが口内に広がった

「…っハァッ…っ美味しいです…」とジョルノがいってホッとするとメローネが「…ジョルノは本当に甘いコーヒー好きだよね。ブラックも美味しいよ?」といいながら(恐らくブラック)コーヒーを口にした

ジョルノは「…っブラッ
クも飲めます…が、やはり僕にはこっちの方がいいです。…少々子供っぽいですが…」といってコーヒーカップの中のコーヒーを覗いた

メローネが「…そこが可愛いんじゃない。」といってきたので「(……)僕としては複雑です」とかえした

メローネが「所で…何の用があったの?」と訊ねるとジョルノは「!そうでした。」といってメローネに向かって折り畳まれた二枚の紙をだした

「…?紙?」とメローネがいうとジョルノが「…メローネはどちらが好きですか?参考までに聞かせて下さい」といってきたのでメローネは「…?(何かのデザイン画とかかな?それとも新たな施設の設計図とか?)」と思ってペラッと軽い音を立てて開いてみた

そこに描かれていた絵は……

「……なにこれ…」とメローネが呟くとジョルノは「見てわかりませんか?」といってきた

メローネが「分かるか!」といって叩き付ける様にジョルノに紙をかえすとジョルノは「…苺柄のエプロンか、チョコレート柄のエプロンの絵ですよ。」といって態々親切に教えてくれた

メローネは「そうじゃない!俺が聞きたいのはそういう事じゃないの!」
と憤慨しつつもいうとジョルノはキョトンとしてから“あぁ、そういう事か”といわんばかりの表情になって「勿論下着はメローネの好みそうなお揃いの柄があったのでエプロンと揃ってますよ?」といった

メローネは「っ違うっ!ってか柄が揃いであったのかよっとそうじゃないっ!ジョルノ俺仕事中に高々エプロンの事で呼ばれたの?!」というとジョルノは「ったかだかじゃないですよ、このエプロンは好きな洋服に合わせてアレンジしてオーダーメイド出来るんですよ?」といった

メローネが呆れて口をあけて思わず呆けるとジョルノは「デザインは決めたので後はメローネの好みの柄を聞くだけだったんです。あ、勿論ハートマークの新婚さんが着けるようなエプロンもすでに押さえておきました!バッチリですよ?」といった
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