*短編小説

□*横山×安田
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「ヨコちょ帰ろぉ〜」


俺の恋人は甘えたで…


横「おん、じゃーなヒナ。」

村「お疲れ。
ヨコまた連絡するわ」

横「おっけー」


…とても、ヤキモチやき。


「仲良くしすぎやて、
いつも言うてるやん俺。」


ぷくぅと膨らむ頬は
ほんまに可愛い

「やって、しゃーないやろ?
メンバーやねんから、
そらある程度は仲ええよ。」


なんて言うてまうと…ほら、


「あっそ。じゃーもういいもん、
ヨコちょなんて嫌いっ!」


拗ねてまう。笑
もう、しゃーないなぁ…


「ヤス…?ごめんて。
許してや…??」


俺はそう言いながら手を広げる

ヤスはゆっくりと振り返って、
じっと目を合わせて、
腕の中に収まった。


「ごめん…やっぱり嘘。
ヨコちょ、好き。」

「そら、良かった」

と、頭をポンポンとすると
嬉しそうに微笑んでいる。

愛されていると実感する瞬間やね


んな事を思いつつ、歯を磨きに
行こうとしたら…手を引かれた。


「ヨコちょ…ヤろ??」


軽く笑いながら、いつもの様に
冗談を言う俺。


「えぇーヤんの??
俺、今日はもう眠いんやけどなぁ。笑」


まぁ、こんな事言うても

「俺も眠いもん〜。
でも、そんな事
言うてたらいつまで経っても
出来ひんで!」

なーんて言われて、
いつもベッドに
連れて行かれる。


でも…今日のヤスは
俺の言葉を聞いて
ピタッと止まった。
…あれ??


「じゃあ…やめとく」


はい?
何でそんなん言うん?
ちょ、こっち向いてや。


と、俺はヤスの肩を持って
グイと俺の方へ向かせた

「ん??どしたんや、ヤス…」

て、めっちゃ涙目やん!!

「わーわー、ごめんやん!
俺、そんなつもりじゃ…
ただちょっと
今日疲れたなぁて思ただけで、」


必死に弁解するが、
皮肉にもヤスの目からは
綺麗な涙が
ポロポロと零れ落ちていく

えぇーどうしよ?!
てゆーかどーしたん???


「ヒッ…やっぱ…やめっ、、とく…」

「いやいや、シよ??
冗談やからさ。な?とりあえず
ベッド行こや?」


と、今度は俺がヤスの手を
引いた。


ベッドの上で泣きじゃくるヤス

うわぁー、なんやこれ
どうしたらええか
全然分からへん!!


「ごめん…な?
俺も、ヤスとエッチしたいから。
シよ??」


そう言っても、首を横にブンブン
振られてしまう!
なぜ?!


「…ヤスは俺とエッチ
したない?」


また、ピタとヤスの動きが
止まった。ゆっくりと、
涙でグチャグチャの顔で
こちらを見上げる。


「…ジだい。(シたい)」


やっぱ、シたいねんやん…


「ん、ほんじゃシよ??」


でもそう言うと、
やっぱり首を振る。

えぇー何でぇ??
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