*短編小説

□*安田×丸山
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「全く…なんで言うこと
聞かれへんのかな?」

そう言って、キッと睨むと
ションボリするヤス。

俺らは内緒で一緒に住んでて、
門限じゃないけど誰と飲んでても
一応0時には帰ってくるっていう
ルールがあるんやけど…

人のいいヤスは、ベロンベロンに
なった大倉とかを心配して家に
送り届けるから、
そりゃあ0時には
間に合わない。

いや、ええ事なんやで?
でもな、毎回毎回待っとる
こっちの身にもなってや。ほんま

「…心配してんねやけど。
分かるよな?」

「……分かります」

もう。
そんで、またなんやかんや言うて
遅く帰ってくんねんで?
あーあイライラする。
ちょっと今日は趣向変えよか…


俺はボフッとベッドの端に座った

「はい、ここ寝転んで」

と、膝をポンポンと叩く

「え?」

当然だが驚いてるヤス
怖がってるのか一歩も動こうと
しない。

「なぁ、ヤス。お前に今日
拒否権があるとでも思ってんの?」

キツめに言うと、しぶしぶ
俺の膝に寝転がった




「な、何すんの…?」

「え。お仕置きっつったら
コレやろ??」

言いながら、ズボンごと膝まで
ずらしたらひゃっと声をあげた

「…え、何??」

パァン!!

「ったぁ!」

部屋には乾いた音と、
ヤスの痛そうな声が響いた。
ま、ケツ叩いただけやねんけど。
お仕置き言うたら昔からコレやない??

「ちょっ、マル何すんの?!
こんなん子供ちゃうんやから…///」

「うるさい、口答えしない。
あと30回な?」

「…え?」

パァン、パァン、、

乾いた音の後に絶対来る
叫び声。
だって気持ちいい事ばっかじゃ
お仕置きになってる気ぃせえへんし、たまにはありかな…。

「いっ!…マルぅ、もう嫌ぁ」

そう言って、赤くなり出してる
ケツを手で押さえた

「別に手で隠してもいいけど、
じゃあまた1回目からやで?」

「…い、嫌っ!」パッ

「ん…ええ子やな。」

続く乾いた音。
ケツが赤くなるにつれて、
大きくなるヤスの声
うわぁ、これ絶対泣いてるわ

パンッ!パンッ!

「い、たぁ…もっ許し、てぇ」

「あかん。あと5回や」

……パァン!!

最後の一回が終わった…のに、
ヤスは微動だにしない。
…やり過ぎた??
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