*短編小説

□*渋谷総受け
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丸「昨日、また見てもうた!!」

横「何がいな?」

倉「マルちゃんうるさい〜」


今、楽屋に入ってきた丸山が
声を張って話しかける。

メンバーもなんだなんだ、と
集まってきた。

その場にいないのは渋谷ただ1人

遅れてるというのではなく、
その前に押してるラジオ番組が
長引いたようだった。


丸「渋やん家から女の子出てきた!
前はちゃう子やったのにっ」

安「あはは〜またなんや?笑」

村「笑い事ちゃうで、ほんま。
一緒んとこ見られたら
どうする気やねんあいつ」

横「てゆーか、1個言うていい?」

亮「どしたん、横山くん」

横「なんでその場にマルはおった!」

安「あぁ、ほんまやな」

丸「えぇー、それはぁ…美味しい
もん作ったからお酒も持参して
一緒に呑もうかなーって思って///」

村「…相変わらず一途なこって」

倉「全然進まへんよな。
ちゃんとアピールしてんの??」

丸「いやぁ、だってもう渋やん
可愛すぎるんやもん!
あんなん告白とか出来ひんわ、俺//」

亮「一生言われへんで??」

横「あれを可愛いと言えるお前が
凄いと思う、俺。」

安「まぁおっさんやもんなー。笑」


ガチャ

渋「うぃーす」

話は流れていたが、やっと渋谷が
楽屋に入ってきた。

みんなは一斉に注目する。


渋「…な、なに?」

横「すばるー、ちょお来いや」

渋「は?え?」


グイグイと引っ張ってきて横山は
渋谷と話を始めた。


横「また女遊びしてんのか、お前」

渋「は?なに??いきなり…」

横「マルが見た言うとんねん。」

渋「ふぅーん、誰を?」

横「誰をっておま、、え。誰やろ?」

渋「何やねん、ヨコぼけてんか?」

横「うっさいわ//
マルー、誰見たんー??」






丸「○○ちゃん!」

倉「嘘ぉ!あの子めっちゃ純情そう
やと思ってたのに!!
そんな子やったん?!」

村「たつ、落ちつけ。笑」

亮「そっかぁ、あの子すばるくん
なんやぁ。見る目あるなぁ…」

安「…え?……亮??笑」




横「やってさ。遊んだやろ?」

渋「家でな。」

横「でも見られるかもしれんやんけ」

渋「俺、めっちゃ注意しとんで?
業界人としか遊ばんし、相手も
ちゃんと選んどるし」

横「あんな…すばるそーゆうことや
なくてな?」



横山はため息混じりに困り果てる。

バレるとかの話じゃなくて、
女遊び自体を辞めてほしいのだ。



渋「なんかあかんわけ?
俺、お前らに迷惑かけてるか?」

村「ちょ、キレんなってすばる。」



見兼ねた村上がフォローに来るも
状況はさほど変わらない。

迷惑かけるとかではなく渋谷の為を
考えてるから辞めて欲しいのに

なぜ、それが分からないのか。

横山は頭を抱えた。



横「あーもう俺パス!!
誰かこいつ説得してぇや!」

渋「なんで説得されなあかんねや。」

安「なんで渋やん怒ってんのぉ?」

亮「あんな、すばるくん。
バレへん秘訣はな…」

渋「おん。」

村「いらん事教えんなや、亮!!」

亮「うわ、こっわ!笑」



まぁこんな調子で話も進まず
1人可哀想な男、丸山はしょげていた。
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