*短編小説
□*渋谷×安田
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俺は悶えながら喘ぐ章大を
横目にベッドから下りた。
「しゅ…ばっ…どこ行くん…っ」
あ、見えてたん?笑
「飲みもん取ってくるわ。
あ、章大もいる?」
「…やっ、こりぇ…あかっんん///」
弱やからイかれへんやろ?
ま、せいぜい悶えてや
それ見んのが楽しいから。
なんて、思いながら俺は
チューハイをブシュッと開ける。
「ごくっ。ごきゅっごくっ…
……ぷはぁ、、ほんまに…」
…何でこんな可愛いん、こいつ。
横のイスに座って見てるけど
早よ抱きたくて堪らん。
トゥルルル…
俺は何となしにかかってきた
電話を取る。
「章大…電話やで??笑」
章大は必死に自分の口を自分で
抑えた。
「…はい。」
『…オレオレ』
あ、ヤバいのに出ちまったかな。
反射的にカレンダーを見ると、
バッチリ木曜日を指している。
「…誰?」
『俺だよ俺、横山 裕♡」
ほら、悪い予感は当たる。
…やっちまったな。
「…あっ今日レコメンかっ!
あ〜お疲れ様ですぅ。」
と、大袈裟に声を出したが
あかんな。章大聞こえてない。
『すばる…今日分かってたやろ?』
「えー何がですかぁ?
ビックリしたぁ。こんばんはー」
『何なんそのテンション。笑』
あ、せや。
章大の反応見よ♪
俺はスイッチを最大に上げる。
「っっひゃあああ!んやっ、
…はぁっ///…やっあんっ…」
ヤバい、聞こえたかな?
「章大、生やから。
声あかん、抑えて」
と、章大の口を押さえる。
『すばるー聞いとるー??』
「っ、おん。聞いてますよー?」