*短編小説

□*村上総受け
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亮「村上くんー?」

村「あ?…なんやねん」


このクッソ疲れてる時に
テンション高めの亮が
話しかけてくる

この後、収録で終わったら移動。
そんでまた収録…か。

こんな毎日が続いている現実
不満なんてあるわけない。

有名人でも
すぐに消えてくこの世界で
忙しいなんて言えるのは本当に
幸せだから。


稼げる時に稼いどかな…
あーでもキツい。
瞼がかなり重く感じる
………



亮「だいじょーぶ?」

村「え?…あ、いけるいける!
すまん。どしたんや?」


ヤバい、意識飛んどった今。
寝とる場合ちゃうのに…
台本読んどかな、、

亮「あー…あんな、村上くん明日
俺と同じ現場からやろ?」


村「あ、そーなんや?」


悪いけど、
確認してへんかったわ。


亮「知らんかったんかい!笑
そんでな、俺ん家からのが現場
近いから今日泊まっていきや。」


村「…いや、、
ええわそんなん。
悪いし…」

亮「えーよ、えーよ。
朝も送ったるし一緒に行こや
村上くん疲れとるやろ??」


……亮…。


村「…じゃあ今日は行かして
貰おかな。」

亮「おん、来て来て!!
晩飯作りがいがあるわっ」


気ぃ使ってくれてんやな
悪いな、亮…



…俺は楽しそうに
笑っている亮が一瞬、
ニヤリと不敵な笑みを浮かべた
事に気付かんかった。
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