*短編小説

□*横山×錦戸
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ペラリ…と次のページをめくる。

『相性、20%以下のあなたに!』

「………。」

残念やけど、俺や。
相性10%やったからな…

いつもは信じひんオススメの
アイテムなんかも、目がいく。
最近、もうどうしたらえーか
分からんねんな、、

そこには大きくこう書いてあった

『いつもと正反対の行動が
オススメです』


いつもと正反対…
というと、楽屋で俺が
イチャイチャせえて事か?

そんなん…無理や。
カッコ悪すぎやろ…
あんだけ言うといて、、

…いや、もうそんなん言うてる
場合ちゃうか。
明日…全員集まる日やし
やってみよか





いつもの楽屋やのに、
なんや緊張…。

……あっ、どっくんの声や!!
よ、よし!!

ガチャ

亮「おー、はよぉ♪」

横「どっくん、おはよ♡」

亮「……へ?」

朝からこんなちゃんと目合わせに
いったんは初めてで、
テンパる俺。


横「…なぁ、今日寒ない?
どっくんあったいわぁ〜」

そう言って抱きしめる。

勿論、
口実で全く寒くないけどなっ!
楽屋は俺の珍しい行動に
シーンと静まりかえっていた…


亮「…ちょおやめてや。」

横「…え?」

押し返された俺は
呆然と立っている。
嘘やろ?

あの、いつもうっとおしいぐらい
引っ付いてくるどっくんが?!


…その後も。


「どっくん、から揚げいる?」

「いらん。」

「あ、どっくん次の現場
一緒に行こや!」

「なんで?」

しまいには…

「横山くん、ウザい。
そんなんされたら集中出来ひん
ねやけど。
ちょっと離れてぇや」

なんて言われる始末…。


どうなってんねん!!

つーかあの雑誌全く効かへん!(←そこ?)

距離、離れていく一方やし…

えぇ…何これ、嫌われたん??


ーー渋「ちょお気持ち悪いって。」

村「は?俺が?」

渋「何でやねん!
お前はいつもやんけ!
そーちゃうわ。ヨコらやんけ」

村「うっさいわ!…て、あーね。
いつもと真逆やんな?」

渋「おん。俺、あんなキモいヨコ
見てられへんわ!」

村「酷いな、お前(笑)
でも確かに亮もおかしいしなぁ。
何があったんや??」

渋「とりあえずキモいわぁー」
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