*短編小説

□*横山×安田
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「どうしたんや?
俺、言うてくれんと分からんで??」

頭を撫でながら言うても
まぁ頑固で口を開かない。
とにかく泣きじゃくるだけな
ヤス…

ギュッと俺はヤスを抱きしめた

「大丈夫。何を言うても俺は
お前が好きやから…」

そう小さい声で言って。


そしたらヤスは、
一生懸命泣きやんで
話してくれた

「あっ…んな、
俺、ワガママやから…
ヨコちょに嫌われんの怖くて、、
いつも嫌がってんのに
俺…無理やり
ヤろうて言うてるから…
でもな、、
俺、ヨコちょに捨てられだら
生ぎでいかれへんよ…。」


喋りながら、
途中でまた涙が溢れてる


ああ、そうや忘れてた。
こいつは甘えたで、
ヤキモチやきで、
それでもって我慢強いんや。


俺はどんだけこいつを不安に
させとってんやろう??
どんだけ我慢さしててんやろ…


今の俺の想いを込めて、
ヤスを抱きしめた。


「…ごめん。
不安にさせてごめん。
俺は結構あまのじゃくやから…
嫌や、めんどい言うてても
心ん中はお前だけなんや。」


そこまで言うと、ヤスからも
ギュッと腕に力をいれてきた


「俺…出来るだけそういうん
直すからさ、、
許してくれんか?」

「許すんちゃうよ。
悪いんは俺や…」


もう、またそういう事言う…
ほんまに優しいんやから。


「んな事言うのやめて。
我慢せんとって。
吐き出してくれたら
俺…全部受け止めたるから、、」


「…ありがとう」


ヤスはまた泣いていたけど、
さっきの涙と種類がちゃうんは
分かっていた。


「どうする??…ヤる?」

「ヤる!!」


すっかり泣き止んで、
元気になった
ヤスに聞くと即答。
ほんまごめんやん…
優しく抱くから許してぇな


俺はそっと服を脱がせ始めた、、
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