*短編小説
□*渋谷×安田
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ギターを触っているヤスを
ぼーっと眺めている俺。
好きな音楽をさっきまで
かけてたんやけど、今止めた
すると、手を止めずに
ヤスがぱっと顔をあげる
「…どしたん、渋やん?
て、近いな!笑」
ヤスが地面に座ってて、
その目の前で俺はジッとヤスを見てる
「別に。」
「えーそんな近くで見られたら
テれるわぁ〜」
「何言うてんねん、お前」
お前がそんなタマか。
「あははっ♪
あ、渋やんも一緒にやるぅ?」
「いや、ええよ続けて」
「そう?」
文句無しにっていうか、
俺がヤスのどこが1番好きって
聞かれたらギターって即答出来る。
それぐらい、俺はこいつの
ギターが好きで、
弾いてる時のこいつもめっちゃ好き。
聴いてるだけで幸せやなぁて…
「んー、リクエストあるぅ?」
「じゃあ…アタイ鏡?笑」
「やから、そんなん無いって!//」
ふは、かわえ。
「冗談や、わたし鏡弾いてや。
歌ってええ?」
「勿論」
…毎日こんな感じ。
同じグループにこんなやつがおって
お互いに好きで、一緒に住めて
すっげえ確率なんやろな、これって。
て、たまに思ってまう、、
ギターを弾いてるヤスを見て
なんだかムラムラしてきた
「………、」
「あれ?渋やん??」
「やす、俺との子供欲しいって
言うとったよな?」
「あーうん、レコメンやろ?
言うたねぇ。」
なんて呑気なヤス
「でも渋やんだけやったら
あれやからヨコちょとの想像も
してみてんけど、やっぱり
1番は渋やんやで?♡」
手ぇ止めて
ニコッて笑う。
「別にそんなん聞いてんちゃう」
て、無理矢理ヤスの唇を奪う
「んっ?…む、ちょ…んぅ、」