onkm小説
□寝顔の誘惑
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やっと帰って来られたー...。
忙しくて夕飯もまともに食べられなくて、
だいぶ遅い時間に帰宅。
でも部屋の明かりがついてるのが見えて
足取り軽く玄関についた。
ガチャ
「たっだいまー!」
...............?あれ、返事がない...?
いつもならそっけないながらも
ちゃんと答えてくれるのに.....
と思いながら部屋に入った。
すると、机には開きっぱなしの台本。
手にペンを持ったままソファに寝ている
神谷さんを発見....!!
こんなところで寝たら
風邪ひいちゃいますよー!!
......あ、髪に癖ついてる...寝顔可愛いな...
じゃなくて!!
どうしようか......
ひとまず、俺に与えられた
選択肢は3つ....!
@起こしてベッドで寝てもらう
Aベッドまで抱っこで連れてく
A襲う
@は無いよなー...
無理して起こしたくないし...
機嫌悪くなるだろうし.....汗
Aも捨てがたい.....
神谷さんならお姫様抱っこできるし...
でも寝顔見てて我慢とかできるかなー
....チラッ..........無理だな。
ってことはBかー.....
明日お互い休みだった気がするしー...
.......いやいや、風邪ひいたら困る!
仕事もだけど俺が嫌だ!!
あ"ぁー.....どうすれば...っ
モゾモゾ…『ん"んー......』
あっやべ起こしちゃった!?
『だい、すk.......』
.....................んえっ?!!?
いいい今なんて!?
ど、どっちにしても嬉しいけど!!←
でもそれは反則ですよ....?
そんな可愛い寝顔で
そんなこと言われて.....
寝込み襲うのは罪悪感あったけど...
神谷さんが悪いんですからね....?
頬に触れる。
......柔らか....可愛いな...
そして無防備な唇に、
「ん......」
ちゅっ、とリップ音をたてて離す。
『ん......?おのくん...?』
「あ、ただいま。神谷さん(微笑」
『なにしてr.....んっ...ふ』
言いかける唇を再度塞ぐ。
今度は噛み付くように何度も。
苦しそうに服を掴む神谷さんに、
名残惜しいと思いながら唇を離す。
『ふはっ...寝込み襲うなんてひどいだろ...っ』
涙目で言う。逆効果ですよ...?
「神谷さんが可愛いのが悪いんですっ」
『わっ』
足細い......やっぱ軽いなー...
『やめろよっ///離せっ』
「お姫様抱っこくらいで照れちゃってー
暴れないでくださいよー
落ちちゃいますよ....?」
耳元にふぅっ、と息をかけると
おとなしくなり、顔がさらに赤くなった。
可愛すぎますー.........
「今日はおとなしく
食べられちゃってくださいね...」
『......っ、み、耳やめっ....///』
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次の日、いろんな理由で(こ想像にお任せ)
神谷さんに怒られた。
と同時に言われた。
『今度からは、頑張って起きてるから...』
少し申し訳なさそうに言う神谷さん。
.......こんな風にデレられるから、
また少し寝顔を期待してしまったり。
(あー、絶対今の俺顔赤いわー...//)