onkm小説

□寝顔の誘惑(C目線)
1ページ/1ページ

..............遅い。
今日は夕飯間に合わないかもって
言われたのは良いけどさ...
......1人とか寂しいし......(ムゥ
明日せっかく休みなのにー

まぁいーや、小野くんより先に
先に台本チェック終わらせておこうかな...
『ふぁあ.......ねむ.......』


──────45分後──────

『すぅ.......』

疲れていた僕はそのまま
眠気に負けてしまった。
小野くんが帰ったのに気付かないくらい。

だから、最初何をされたか
理解できなかった。
唇に何か柔らかい感触、の後
少し息が苦しくなって目が覚めた。

『ん....?おのくん...?』
「ただいま、神谷さん(微笑)」

あ、帰ってきてたんだ...
ん?てか、この体制......

『なにしてr.......んっ...ふ』
「んぅ.....」

彼は噛み付くように、貪るように
何回も口付けしてくる。
そ....そろそろ苦しいんだけど....
胸を叩いて合図したら
ちゅっと音を立てて名残惜しそうに
離れる唇。

『ふはっ...寝込み襲うなんて
ひどいだろ...っ』

やっと帰ってきたと思ったら.....


「神谷さんが可愛いのが悪いんですっ」
『わっ』

ななな何やってんだよっ!!てか
可愛いって言うなぁああ///

『やめろよっ///離せっ』
「お姫様抱っこくらいで照れちゃってー
 暴れないでくださいよー
 落ちちゃいますよ....?」

耳元にふぅっと息をかけられ、
思考と体が固まる。
顔が熱いのがわかる...////
彼はさらに耳を甘噛みしてきた...

「今日はおとなしく
 食べられちゃってくださいね...」
『......っ、み、耳やめっ....///』

もう、逃げられない.......



_________________

次の日。

寝ぼけまなこで起きてきた
小野くんにお説教。

僕だって起き上がるの辛いし寝不足だし
何より寝込みを襲われた事が
解せなかったけど......
小野くんも疲れてただろうし、
僕が寝ちゃったのも悪いんだよな....
だから、説教の後に付け加えた。


『今度からは、頑張って起きてるから...』

目を見て言えなかったけど
彼の耳が染まってるのが見えて
嬉しくなったなんて言えない....。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ