onkm小説
□寝顔の誘惑(C目線)
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..............遅い。
今日は夕飯間に合わないかもって
言われたのは良いけどさ...
......1人とか寂しいし......(ムゥ
明日せっかく休みなのにー
まぁいーや、小野くんより先に
先に台本チェック終わらせておこうかな...
『ふぁあ.......ねむ.......』
──────45分後──────
『すぅ.......』
疲れていた僕はそのまま
眠気に負けてしまった。
小野くんが帰ったのに気付かないくらい。
だから、最初何をされたか
理解できなかった。
唇に何か柔らかい感触、の後
少し息が苦しくなって目が覚めた。
『ん....?おのくん...?』
「ただいま、神谷さん(微笑)」
あ、帰ってきてたんだ...
ん?てか、この体制......
『なにしてr.......んっ...ふ』
「んぅ.....」
彼は噛み付くように、貪るように
何回も口付けしてくる。
そ....そろそろ苦しいんだけど....
胸を叩いて合図したら
ちゅっと音を立てて名残惜しそうに
離れる唇。
『ふはっ...寝込み襲うなんて
ひどいだろ...っ』
やっと帰ってきたと思ったら.....
「神谷さんが可愛いのが悪いんですっ」
『わっ』
ななな何やってんだよっ!!てか
可愛いって言うなぁああ///
『やめろよっ///離せっ』
「お姫様抱っこくらいで照れちゃってー
暴れないでくださいよー
落ちちゃいますよ....?」
耳元にふぅっと息をかけられ、
思考と体が固まる。
顔が熱いのがわかる...////
彼はさらに耳を甘噛みしてきた...
「今日はおとなしく
食べられちゃってくださいね...」
『......っ、み、耳やめっ....///』
もう、逃げられない.......
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次の日。
寝ぼけまなこで起きてきた
小野くんにお説教。
僕だって起き上がるの辛いし寝不足だし
何より寝込みを襲われた事が
解せなかったけど......
小野くんも疲れてただろうし、
僕が寝ちゃったのも悪いんだよな....
だから、説教の後に付け加えた。
『今度からは、頑張って起きてるから...』
目を見て言えなかったけど
彼の耳が染まってるのが見えて
嬉しくなったなんて言えない....。