onkmキャラ腐

□酔い覚まし(静臨)
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池袋は夜も暗くなることはない。

東京は眠らぬ街とか言うけど
たまには休みも必要なんじゃねーかって
時々心配する。

そんな明るい街を俺は歩いていた。
仕事が終わったからだ。
俺の上司はそーゆーとこちゃんと
してくれるから安心して帰れる。

はー、今日は取立て多かったな.....
皆ちゃんと借金は返せよ....
母ちゃん泣いちまうぞ..... 

そんなことを考えながら
居酒屋が多い通りに差しかかった時。



『ひと、らぁあぶ!!
 さけ、らぁああぶ!!!』ガバッ

「うぉっ」



酒くさっ.....
かなり飲んでやがるなコレ.....
 


『しずちゃぁーん、どーしてここに
 いるのぉー??ww』スリスリ

「仕事の帰りに決まってんだろーが
 おいノミ蟲離れろっ」

『うぅーん...嫌かなぁー....あはははww』



しゃーねーな......



「おいノミ蟲歩け、帰るぞ」

『あるけないー...だっこぉー...』



こいつ通行人もいるってのに...
男が男抱っこしてんのはダメだろ.....w

まぁ歩けるように目ぇ覚まさせれば いいんだな....?



「よしじゃあこっちまで
 頑張って来い」

『んんー....』



といってもほぼ引きずる形で
人気のない路地に入った。
そして臨也を壁にもたれさせ、
その壁に手をついて押さえる。

ちょうど俺の胸のあたりに臨也の顔。
かなり紅い。もはや絡み酒を
通り越して寝ようとしている。

寝てんのを持ってくのはめんどいしなぁ...



『しう、ちゃ...?』



もうほぼ呂律が回っていない。
かなり強くしとくか.....

顎に手を掛ける。



『な、に?......んぅっ....ふぁ』

「....ん...ふ...ちゅっ」



息が上がってきた臨也の口が
酸素を取り込むため少し開いたのを
逃さずそこから舌を絡めとる。



『ふ、ぅっ....んはぁあっ.....ふはぁ....
しぅちゃぁっ.........んむぅ....』

「んちゅ....ぢゅるっ.....は....」







暫く続いた長い口付けは、
十分な酔い覚ましとなったらしい。


.....こんなになるまで呑むとかアホか...
帰ったら少し甘やかしてやるか......

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