変態さんと僕
□いちっ!
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みお side
こんにちは、こんばんは、赤が·····失礼。(このネタ分かる人いるかな····?)
僕はA級1位太刀川隊の桐ケ谷みおです。
これから長い付き合いとなるかも知れません。理由は····まぁ、お分かりでしょう。
「よう、みお。今日も可愛いな。あ、当たり前か。」
·····この人(変態)と僕の『日常的非日常』をぜひ、お楽しみ下さいね。
いちっ!
『熱いなぁ。』
「そうだな····スゥ」
『·····あっついなぁ。』
「そうだな····ハァ」
『···········』
「はぁ、いい匂い」
『いい加減にしろぉぉぉおおおおおおお!!』
今僕が何故キレているかと言うと、熱いからだ。
『もう、引っ付かないで下さい!怒りますよ!?』
僕は今、いずみん先輩に後ろから抱き締められ、首筋の匂いを嗅がれていた。
·······訓練室の観覧スペースで。
おかげで視線が痛いよ。怒鳴ったせいであそこの····玉狛のメガネくん?がビクッてなってたよ。
まぁ、怒鳴って『離れろ』なんて言ったからって聞く男じゃないのは百も承知だ。それでも、淡い期待を抱えての言葉だったが·····
「みお·····頼む····」
『っ!』
息を吹きかけるように、低く妖艶に囁かれる。
頼みを聞くだけ聞いてやろう、と毒のような艶かしい響きを持つ声に耳を傾けた。
「頼む····じゃないと、俺」
『な、なにかあるんですか····?』
ここまで真剣な声色だと心配になる。一体なにが__
「夜のオカズが·····!」
『いっぺん死んでこい!!』
いちっ!おわり