変態さんと僕

□にっ!
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どうもです。皆さん、あの変態振りに呆れました?







······え?惚れた?んなバカな。

面白い冗談ですね。消すぞ☆






これは変態いずみん先輩と僕の、日常的非日常を綴った物語である。





にっ!



はむっ


『おいひ〜····』


今僕は俗に言う『ぼっこアイス』を食べている。



これは糖分補給、水分補給までこなす優れものだ。ちなみにブドウ味。


ひんやりした空気とブドウの味が口の中に広がって幸せ過ぎる。






·······まあ、僕のこの幸せタイムにまで侵入してくるんだけど、この人(変態)。


「ちょ、みお、録音するからもっかい『おいひ〜』って言って!」


鼻から出ている赤い液体をどうにかしろ。



この人はなんと言うか、残念なイケメンなんだよね。時々ドキッとすることもあるし。ただ····



それより変態要素が強いけど。




『嫌ですよ、なんでそんなこと言わなきゃいけないんですか。』



おい、断った瞬間に落ち込むな。なんだその「くそぉぉぉぉおおおお!!」って聞こえて来そうな顔は。




「じゃ、じゃあ·····口に突っ込むのもいいけど舐めて食べた方が(俺的に)うまいぞ!な?」


····食べ方で美味しさって変わるの?


『美味しく食べられるならいいか。』


ペロリ、と一舐めしてみる。あれ?変わってないような····

いずみん先輩を見ると、あれ?携帯構えて·····


お巡りさぁぁぁぁぁああああん!!!



カメラ連写してるんですけどあの人ぉぉぉおおおお!



「さあみお、もっと舐めて!」


え、いずみん先輩いい加減血足りなくなりますよ大丈夫ですか!?



『嫌です!』

「さあ!」

『絶対嫌です!』

「そんなこと言わずに!」

『無理無理むひゃわ!』


「·······」

『·······』

説明しよう。言い争っていたせいでアイスが溶け、手についたためあまりの冷たさに悲鳴をあげてしまったのだ!


無言でいずみん先輩に腕を捕まれ、それままアイスのついた指がgo to mouth!

····て、えぇぇぇぇぇえええええええ!?


「んむ·····」

『え、あ、い、いずみん先輩?』

「ん····ほーひは?」


指をくわえた喋らないでほしい。っていうかいずみん先輩の口の中あっついな。




物は試し、と指を少し折り曲げてみる。


ピクリ、と反応したいずみん先輩は一度口を離した。そして顔を近づけてくる。




「なに、もっと別のことして欲しいわけ?」



『っ違います!』


なんなんですか!と反抗しようとした時。




頬に感じた柔らかい感触と、ちゅっ、となったリップ音。



プツリ、と自分の中でなにかのキレる音が聞こえた。



死にさらせぇぇぇぇぇえええええええ!

ぎゃぁぁぁぁぁあああ!!


((((((廊下でなにやってんだぁぁぁあああああああ!!)))))


にっ!おわり

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