short
□good-bye reason
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火照った身体がなんとも心地よい。先ほどの行為を思い出すとまた熱を持ってしまいそうだ
隣に気持ち良さそうに寝ている彼を見ると幸せな気持ちになるが、体に付いた白い液体が気になる。流石にこのままではいけない
「幸村くん、寝てるとこ悪ぃけど体洗わないと」
「…ヤダ。眠い。明日」
「今洗わないと落ちねぇよ?」
「…行ってくる」
「ちょいまち。俺も一緒に行く」
「え〜…1人で入るよ」
「だめ。今の幸村くんを1人で入らせると危なさそうだし」
「…母親かよ」
「いいから早く行くぜぃ」
幸村くんを1人で入らせると危なさそうだと言うのは本当だ。実際にこの前行為の後に1人で風呂に入った幸村くんは40分経っても中々出てこなかった。意を決して(ムラムラしちゃうから)風呂を覗くと幸村くんは湯船に沈む寸前だった。流石にあれを見てからは1人で風呂に入らせることは出来ない
「しかし目の毒だな…」
「なにか言った?ブン太」
「いーや、何も」
彼は恥ずかしいという言葉を知っているのだろうか?湯船に浸かりながら体を洗っている彼を見る。普通なら恥ずかしくて隠してしまう部分もさらけ出している
…目の毒だ
流石は立海大の部長。細身の身体に似合わず腹筋が綺麗に割れている。皆と同じように日を浴びているはずなのに真っ白い肌についつい欲情してしまう
幸村くんを見ていたら元気になっていく。嗚呼、俺も若いな。そんなことを露知らず身体を洗い終わった幸村くんが湯船に片足を入れた