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□合宿
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「青学、立海、氷帝で合宿…?」



それは、地獄のはじまりを告げるものだった






「氷帝から合宿の誘い?」

「ああ。この3校で是非強化合宿をしたいと申し出があった」

「へ〜…良いんじゃないんかい?」


合宿は3週間と少し長めだが明明後日(しあさって)からの冬休みを使えば日数は平気だ



「俺は良いと思うけど他の皆はどうなんだい?」

「他の皆も大丈夫だと行っていた」

「主催者は跡部?今日氷帝に行く予定だから俺から言っておくよ」

「…では頼んだぞ、精市」





強豪3校が集まる場なら練習メニューも違う。皆のやる気も上がるだろう。
…赤也が青学のボウヤや氷帝の跡部に何か迷惑をかけなければ良いんだが…





「やあ、跡部。遊びに来たよー」

「よお 、幸村…悪ぃが今は遊んでる暇はねえ」

「あはは、嘘だよ。合宿の件で来たんだよ」

「初めからそう言え。…で?」

「立海参戦。色々と苦労をかけるよ」

「苦労をかける、か。それはこっちかもな」

「え?」


「いや、なんでもねぇ」

「なんだよ。男ならちゃんと言いなよ」


「なんでもねえよ。それより練習メニューは此方が考えておく」

「ああ、ありがとう」


出来れば厳しい練習メニューの方が有り難いな。

せっかく来たので跡部とお喋りをしたので帰るのがだいぶ遅くなった



「では合宿は明明後日からだ。気を抜かず頑張ろう…とくに赤也、荷物の準備は早めにな」


「部長酷いっす!何で名指しなんすか!」

「そりゃ赤也が一番心配だからだろぃ」


ちくしょー!!と叫びながら側にいるジャッカルを叩いている。


皆が笑っているこの空気が好きだ。ずっとこの空気が続くと良いな





…そんな願いがもうすぐ終わることなど知るよしもなかった

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