君と僕。

□暇だから
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in屋上
「あー…何もやることない」
どうも、浅羽兄弟の弟、祐希です。

さて、問題です。
この時点で何か気付きましたか?

そう、誰もかまってくれないんです。
悠太と春は部活。
部活は今日は大事な何かがあるとかで入れてもらえなかった。
要は生徒会。
千鶴は髪型のせいで生徒指導室…。
皆が帰ってくるまで何かしよーと思ってたけど、今日はあいにく漫画を持ってきてなかった。さいあく。

「……こんな暇なら部活でも行こうかな」
珍しくまともな意見を出してしまった。

てくてくと若干部室まで行くのだるくなってきたなー(ここまでで屋上から5分)とか思いつつ歩いていると、
どんっ!
「わっ!とっとっとっと…!…ふう、何とかセーフ…」
「あ、ごめん…」
「こちらこそ…へっ?!ゆ、ゆゆゆゆ祐希先輩?!」
「あ」
確か同じ部活の子だ。…と思う。たぶん。やばい、名前なんだっけ。
「どうしたの、その荷物。てゆうかさっきごめんね」
えーと…名前名前…うーん…とししたくん?
「へっ?!いえ、ぜんぜんっ!あ、えっと理科室まで運んでくれって…先生が」
あわてましたくん?
「なるほど…。…よいしょっと」ひょいっ
「?!」
「重そうだし、持っていくよ」
名前もうちょっとで思い出せそうなのに思い出せない…罪悪感がじわじわくるんだけど。
「い、いいですいいですっ!も、申し訳ない…」
あ、
「いいよ。俺今日はちょっと時間あるし、ぶつかっちゃったの悪かったし。それに…」
すっ…と彼に詰め寄る。
「へ?!////」
思い出した。
「さっきみたいにぶつかって松下君に何かあったら困るし」
理科の道具も怖いし。
「っ//////…あ、じゃあ、お、お願いします…//」
「…?何で顔、赤いの?」
「い、いえっ///」
…変なの。
うーん、どうしようかなーこの子に部室まで連れて行ってもらおうかなーそれとももう帰るかーとか思いつつ他愛無い話をしていたら理科室についた。 はーあ、疲れた。
どさっと荷物を置いて、一息ついて…やっぱりもう帰ろう。疲れたし、悠太から『遅くなるから帰ってて』ってメールで来たし、千鶴や要にいたっては返事すらないし…まぁ要は無理か。
「あ、あの…」
「ん?」
あ、すっかり忘れてた。ごめん。
「えっと…この後、何かありますか?」
「え、何で?」
「…えっと…時間があれば、その…お、お話…とか…っ//あ、やっぱなんでもないですっ//」
「お話?今もしてますけど…」
「ち、ちがっそうじゃなくって!うーんと、お勧めの漫画とか、色々知りたいなー…とか…」
「ふーん」
何かすごく面白い子だなあ…。
すぐ赤くなったり青くなったり…すぐに表情がころころ変わる。千鶴をもっとかわいくした感じ?いや、表情が。勿論千鶴のほうが可愛い…あ、いや、総合的にね。別に松下君が、ってことじゃなく。千鶴が可愛すぎるだけだし…あれ、何の話してたっけ?

(そのころ)
ぶるっ「へっくしょおおん!!もしや誰かが俺の話を…?ふっ、罪な男はつらいぜっ」「たーーーーちいーーーばあーーーーなあああーー?お前ってやつはよほど可愛がって欲しいようだなああ…?」「ちょっ、ち、違いますってえええええ」「鉄・拳・制・裁」ごんっ☆「ぎゃああああああああああ」

(戻ります…)
「んー…じゃあ、いいよ」
「でもやっぱり祐希先p…ほへっ?!」
な、なにが、とわたわたしてる。本当面白い。
「俺、幽霊部員であんまり先輩っぽいことできてないし、話くらいなら…」
「へ、や、やったあ!あ、じゃなくって、よ、よろしくお願いしますっ!」
「…へんなこ(ぼそっ」
でも、こんなこが居るんだったら、暇なときとか部活行っても、いいかも?…なんてね。


――――――解説――――――
ただ松下君が祐希先輩に気に入られたらいいなーと自分では思ってて、そうなる為のきっかけ(?)をつくろう!と思って書きました。後、若干千鶴との惚気的なシーンも入っていますが、気にしないでください。趣味です。

 と、このように支離滅裂&ぐだぐだ亀更新ですが、よろしくお願いします…
 

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