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□LOVE ME XXX
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「あ…あの…」
『どうしたの?マックス?』
「可愛いですね……」
ジャンヌはきょとんした。
『そう?初めて、言われた。可愛いって言ってくれてありがとう。マックス』
「そろそろ行かなきゃ…明日会えますか?ここで」
『もちろん。またね、マックス』
ジャンヌは図書室を出た。
【なんだろう…この気持ち…初めてだ…ジャンヌ…】
マックスは迎えの車に乗る。
「運転手…」
「はい?マックス様」
「人に何かをあげたい…」
「あげたい…プレゼントと言う事ですか?」
「あー。女の子に」
「女の子?!」
運転手はクスっと笑った。
「今、笑ったな?父上に言うぞ……」
マックスは、眼鏡をあげた。
「?!大変申し訳ありません!で、では、そこの宝石店等いいかがでしょうか?!」
運転手は慌てて早口に言った
「良いだろう…」