短編〜お題〜
□3 お父さんと一緒
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あてんしょん!
軽く流血表現ありです
独特の鉄臭い匂いがして、目を覚ますと一面真っ赤な世界が出来ていた
「父ちゃん?」
そこに立ってる人に目を覚ました少年は聞いた
「どうした?シカマル?」
そして人として原型が無くなっている物体を跨ぐ
シカマルと呼ばれた少年は布団から起き上がり、父であるシカクに抱きついた
「怖かったか?すまねーな」
ちがうとシカマルは首を振った
「怪我してない?ゴメン…俺のせいで…」
「お前は悪くねーよ…大丈夫だ」
そう言ってシカマルを抱き寄せた
奈良家の嫡男として生まれたシカマルは頭がシカクに似てとても優れていた
そのため、すんなり次期当主に決まっていた
だがそれに意義を申す人が人いたのだ…
そいつが送ってきた暗殺者を先ほどシカクは始末したのだ
シカマルも最近の殺気に気が付いていて、数日はろくに睡眠もとっていなかったとヨシノが言っていたのを覚えていた
「首謀者は自害をしてました」
暗部でのカカシに頼んだが縁側から声をかけてきた
「すまねーなカカシ、手を煩わせちまって」
「いえ…大丈夫です!でわこれで俺は失礼します」
そう言った瞬間カカシの気配が消えた
「シカマル…」
シカクを未だに強く抱きしめるシカマルにシカクが声をかけた
「父親ってのは、大切な家族を守るのが宿命なんだよ…だから気にすんな」
「なにそれ…父親ってめんどくせーな」
へらりと笑うシカマルの目元には涙が浮かんでいた
その涙を手でふき取ってやる
「さて、目も覚めちまったし何かするか?」
「じゃー風呂入ってから本読んで!」
「おう!そうするか」
次の日、ヨシノに夜更かししたことがバレこっぴどく怒られました
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ちまシカとかっこいいお父さんかけました笑