百ノ言葉

□002 不眠
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うとうと、うとうと
「……あのさ、大丈夫メタ?」
心配したカービィに対し、心配された張本人、仮面騎士メタナイトは、
「……ぁー……だい、じょうぶー……じゃない……」
うとうと、うとうと
「ちょっ、一体どうしたのさ、メタらしくないよー?」
(追いかけても逃げないし……)
そう、彼は、
「……少々、無理をしていた、のでな……」
こっくり、こっくり
「無理、って?」
「……あー、えーと……」
ぼーっとして、とても答えられそうになかった。
「メタナイトはな、徹夜していたんだゾイ」
やはり心配そうに歩いて来たのは、デデデ大王。
「徹夜?何、何の徹夜なの?」
「あー、確か、個人の報告書作成、チームの戦績報告、雑務、乱闘、対談、それから任務、後、報告書……等だゾイ」
「うっわぁ僕なら逃げ出すわー」
超ドン引きの顔で、うっわーないわーと続ける。
「ああ、これしき大丈夫だ……皆はこれ以上酷そうな時もあるしな……」
多少フラフラ
「って座りなよ、僕の膝枕d」
「まぁまぁ、ゆっくり横になるといいゾイ」
やはり安定の溺愛っぷりを軽くスルー。
「すまんな……少しだけ眠るとしよう」
それから、僅か数秒。
すーすーと正常な呼吸をする。
「早っ!?」
「ほら、静かにするゾイ」
それから、昼頃まで眠っていたそうな。
(メタの寝顔超見たいいいいいい)
(カービィを全力で止めるゾイ)
デデデのお陰で疲れがとれたとか、カービィを半殺しにしようとしたとか、してないとか?

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