たったひとつの

□壱
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こんにちは、雅と申します。
今日、私は母に連れられて外に出ていた。


『母様〜、どちらに行かれるのですか?』

「母様の友人の家に行くのですよ。あなたと歳が近い子どもがいるのよ。」

『そうなのですか!!母様!早く行きましょう!!!』

私は自分と歳が近い子どもがいると聞き友達ができると思い、楽しみになっていた。

少し歩いて目的の家に到着した。

『は、母様…』

「どうしたの、雅?」

『こちらがその…家ですか?』

とても大きな門構えの屋敷で自分の家と比べ物にならないくらい大きな屋敷で雅はびっくりしていた。

「そうよ、ここが友人の家よ!」

そう母が答えながら門を叩いた。

「すみませーん!蓮姫さんいらっしゃいますかー?」

「はーい、少々お待ちください」

そう返ってきた。
あれやあれやと、お屋敷の中に入っていき、いつの間にか蓮姫さんの息子さんと会っていた。

「こんにちは、君が雅ちゃん?」

『はい、そうです。』


「僕、秀元っていうんよ!雅ちゃんよろしゅうな!」

『あ、はい。よろしくお願いします!』

私と秀元は母達が話している間ずっと遊んでいた。

秀元は式神を出して雅と遊んでいた。

『この式神は何ですか?』

私はまだ召喚されていない紙のままの式神のことが気になった。

「それは破軍っていうんよ!!見ててな!''破軍''!!」


ドォォオオンと音を上げて沢山の人々が出てきた。

その音に反応して母達がこちらにやってきた。

「「この音は何?!!大丈夫なの???!!」」

「『大丈夫や(です)!』」

心配している母達をよそに子どもたちは楽しそうに遊んでいた。


(ボク花開院の次期党首になれるらしんやって!)
(そうなのですか?!すごいですね!)


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