ザ・ドラえもんズ(短編集)
□空と月のワルツ
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とりあえず。せっかく来てくれたのに追い返すのは流石に可哀想だと思い、用意していた紅茶やお茶菓子を出す。
が、
「ブフォッ!?!?!?」
『ドラパン、汚い。』
ドラパンが表現し難い顔で用意したどら焼きを噴き出した。
面白い顔だったのでスマホで写真を撮っておいた。あとで、ドラえもんズ送ってあげよーっと。
「ゲホゴホ…。アリア!俺があんこが嫌いなことを知ってて出しただろ!!」
『あー、バレた??(笑)』
「まったく、君はあの日と変わってないな。」
『そういうドラパンも、でしょ??』
お互いに顔を見合わせながら笑った。