ザ・ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状 長編
□囚われの少女。
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ドラメッドはまだ気絶しているので2人で塔の中に入ってみると、そこは階段だらけで光が差し込まない位高かった。
『嘘でしょ?これ登らなきゃいけないの!?』
ため息をついて膝をついた。
アリアは先程の水といい虫といい、体力的にも精神的にもダメージを受けていて、ほとんど動けないぐらい弱っていた。
なのに、ドラリーニョは元気みたいで「でっかいねー!」と言いながら登ろうとした。
『リーニョ・・・・・、うちやっぱりドラメッドと来るから先に行っていいよー・・・・・。』
リーニョ「えー!そんなのつまんないよー。」
『いや、もう動けないからさー・・・・・。』
無理無理と言ってぺたりと地面に倒れた。
リーニョ「うーん・・・・・。あっ!わかった!!」
と言うと、ドラリーニョは私の腕をとって引き寄せる。
『えっ!?』
そして、軽々と持ち上げお姫様抱っこの状態にさせる。
『ちょっ、リーニョ!?』
リーニョ「こうすればアリアは疲れないで登れるね!」
と笑顔で答えたが、この階段の量である。絶対に1人の方が良いはずなのに。
『リーニョ、私・・・・・!』
リーニョ「よーし!!!」
アリアの静止も聴かず、一気に階段を駆け上がっていった。
『うわああああああ!?!?!?』
上下左右に縦横無尽に昇り降りしてアリアは目が回っていた。
『リーニョ!速すぎるってーーー!!!!』
しかし、このおかげで頂上から光が差し込んでいた。