ザ・ドラえもんズ(短編集)
□空と月のワルツ
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〜その日の夜〜
『はぁ、はぁ・・・・・。なんとか片付け終わった・・・・・。』
ある程度まで片付けた部屋はなんとか生活感が戻っていた。(大切なものは全てタンスの中へ・・・・・)
約束の時間まであと1分となっていた。
まだ部屋はホコリっぽかったので、窓を開けていた。
その日は夜とは思えないほど明るく、満月が綺麗な夜だった。
約束の時間まであと30秒。
何か用意しようと台所へ向かおうとしたその時。
時計は12時を報せる鐘を鳴らした。
それと強い風がカーテンをはためかせた。