転生物語

□第8章
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才蔵が豊臣に来て3日が経った。
体をゆっくり休めた才蔵は朝餉を食べ終えると秀吉と半兵衛のところに向かった。



半「どうしたんだい才蔵」
「お陰さまで体も休まったからそろそろ各地を巡って行こうと思ってな」
秀「そうか。無理するでないぞ」
「あぁ」
半「どこから行こうとしてるんだい?」


半兵衛が日ノ本の地図を見せると才蔵は考え込み指を指した。


「まずは一気に情報が欲しいから雑賀衆に行こうと思ってたんだ」
半「なるほどね。それは懸命な判断だと思うよ」
「情報が得られ次第そのまま西の方へと行って毛利元就を訪れる」
半「そうか。
それなら元就君には僕から話を伝えとくよ」
「助かる」



才蔵は戦装束を見に待とうと豊臣の門を出た。
すると、


左「さいぞーさーん!!」
「左近…?どうした?」


左近が凄い勢いで走ってきた。


左「半兵衛様に言われて俺もお供することになったんです♪」
「そうなのか…それは助かる」
左「へへっ♪
それじゃあ行きますか!!」



左近は馬に、才蔵はその隣を走りながら雑賀衆を目指した。



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