艦これＳＳ置き場
□陸奥「旦那が何を言っているのかわからないわ………」
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息抜き？
(あら………今日の優斗は機嫌が良いわね。)
私はそう思いながら歌を口ずさんで模型を作る優斗を見つめる。
「デーイアーフターデーイ♪」
『………』
そんな優斗の様子を見て眼を丸くしているのは一航戦の二人だ。二人供練度９９となり、暇ができてからは執務室に入り浸っていた。
「………提督っていつもああなんですか？」
赤城さんがまだ信じられないという感じで私に聞いてきた。加賀も驚いた様子で優斗を見つめていた。
「ええ。仕事が終わって暇があれば模型を作っているわよ。」
今日はいつも口ずさんでいる曲と違うけどね。と私は答える。
「しかし………仕事をしている時とは全然違いますね。」
加賀は優斗の様子をまじまじと見つめていた。
「まぁね。」
私は苦笑して肯定する。実際優斗が歌を口ずさみながら模型製作をするのは私やヴェルちゃん、吹雪ちゃんが秘書艦をしている時位だろう。
「さて、後は塗装しにいきますか。」
そう言って部品を持って塗装室に入る優斗を見送る私達。それから少しして出てきた優斗は、今度は別の模型を取りだし、デザインナイフを使って作業を始めた。
「手慣れてますね………」
そう呟く赤城さんに頷く加賀。私はと言うと
(怪我が減ったわね………)
よく怪我しては、瞬間接着剤で傷口を塞いでいた優斗に私は何回も注意してたわね。と半年位前の事を思い出す。そんな事は無いに越した事は無いけど、少し寂しいとも思う自分自身に少し苦笑した。
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