IS タイトル未定

□ジオウ ×ハイスクールd×d
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2068年、人と聖書の勢力の関係は一人の王によって隔てられた。

天使、悪魔、堕天使。かつて自らを三大勢力と名乗って居た者達は隔たれた世界を解放しようと、あらゆる手段を使って王を倒そうとするがどんな手段を持っても王は倒せなかった。

荒野に立つ王の背後には一人の人間の像と18人の仮面戦士達の像があった。

「さあ、オレをもっと、楽しませろ!」

王を討とうと迫る天使、悪魔、堕天使の軍勢を前に王は歓喜の声を上げ、そう宣言する。
悪魔の中で四大魔王と呼ばれた者達、その中でも超越者と呼ばれた悪魔を超えた力を持った存在たる滅びの魔力の化身となった最強の魔王と謳われた赤髪の魔王さえ王の前には敗れるしか無かった。

「お前達ではオレを倒すことはできない」

それぞれが赤龍帝、白龍皇の二つ名を持った二天龍と呼ばれたドラゴンの神器を宿した二人の男が龍をかたどった鎧を身に纏い、同時に王へと挑むも簡単に蹴散らされる。

「何故だかわかるか?」

地に倒れる赤髪の魔王、赤き龍の帝王、白き龍の皇帝を見下しながら宣言する。
地に伏す魔王を、帝王を、皇帝を見下しながら王はその場に君臨する。

「それは、オレが生まれながらの、王だからだ!」

王の宣言とともに背後の石像が輝くと三種の兵士達の軍勢が現れる。
『ライオトルーパー』、『仮面ライダーメイジ』、『黒影トルーパー』と呼ばれる兵士達が王の宣言と共に天使、悪魔、堕天使の軍勢とぶつかり合う。

「我が名は、オーマジオウ」

王と王との決闘は終わり、軍と軍の激突を見下ろしながら三大勢力から最低最悪の王と憎まれる王は宣言する。

「我が名の元に、人と神を、切り離す王なり」

天使、悪魔、堕天使の将達は王、否オーマジオウの宣言に巫山戯るなと声を上げ向かっていく。人と神を切り離すなどとどの口が言うのか、と。
切り離されたのは冥界と天界という拠点を持った聖書勢力だけで、他の神話勢力は未だに人間の世界に存在している。なぜ自分たちだけがと声を上げてそれを成した張本人であるオーマジオウを討とうと向かっていく。

氷、炎、雷の魔力も、雨のごとく降り注ぐ光の槍もオーマジオウの腕の一振りで悉く消えて行く。必死に戦うことを嘲笑うように王の軍勢はその数を減らす事なく増えて行く。

四大魔王が、堕天使の総督が、四大天使が、二天龍が、聖書勢力の軍勢がオーマジオウの放つ黒いオーラによって吹き飛ばされていく。

後に残ったのは玉座へと座するオーマジオウただ一人だけ。
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