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□乙女遊戯
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「雷ちゃん、遊ぼ」
私の可愛い彼女さんが背中から抱きついてくる。ほんと猫ちゃんみたいに小さくて柔らかくて可愛いんだから。
「あら、ラーメン。ええ、いいわよ。何をするの?」
「うーん…あ、あれやりたい」
「ん?」
「背中に文字書いて、当てるやつ」
「ああ… 随分と乙女な遊びを考えつくわね」
私がくすくすと笑って見せると、乙女だからね、と彼女も笑う。笑った顔も可愛いのね。

「私からいくよ。難しくしちゃう」
「どんとこいよ」
ラーメンが背中に回り、細くて白い指を私の背中につつー、と滑らせる。
「えと、「ら」「い」「ち」「や」「ん」「す」「き」…雷ちゃん好き!?」
「えへへ、あたり」
「もうやだっ…この子なんて可愛いことするの!もうラーメンったら、チューしてあげる」
「ありがと」
私が体をラーメンの方に向けて口付けする。
啄む様な口付けを数回繰り返した後、ラーメンは照れたように首を傾げて笑う。あ、この仕草可愛い。

「じゃ、次は私ね」
「うん」
今度は私がラーメンの背中に回り、指を這わせる。
そうすると「わ、」とラーメンが声を上げた。
「どうしたの?」
「あ、ううん…ちょっとくすぐったかったかな」
あら、また照れちゃって。ごめんね、でも可愛いからやめないわよ。
ひとしきり笑い合った後、私はまたラーメンの背中に指を滑らした。今度はラーメンも平気だったみたい。
「…「わ」「た」「し」「も」「す」「き」… 私も、好き?」
「せーいかい」
「ほんと?」
「ええ」
「嬉しい、…ありがとう雷ちゃん」
ラーメンが体制を変えて、私のラーメンよりも大きい身体をきゅっ、と抱き締める。ああもう、可愛い。思わずぎゅーっと抱き締め返したら「くるしいよ〜」と私の背中に回された手でぺちぺちと叩かれた。それすらも可愛くてたまらないわよ。

「雷ちゃん」
「なあに?」
「やっぱり背中じゃだめだなあ」
「なにが?」
「背中に字を書くより、私は声に出してほしいかなあ」
「あら」
「だから、雷ちゃん。だいすき」
「〜〜〜っ、私もよ!かわいくてちっちゃくて優しいラーメンのこと世界一大好きなんだからね!」
「えへへ」
ぎゅーっ。
こんな世界一可愛い彼女さんを持てた私も、世界一幸せだわ。もう。


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よくわからない終わり方ですね、ごめんなさい。雷ちゃんと乙女っぽい可愛い遊びをしたいです
 

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