半人魚な私には
□1話
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ここは、私がお世話になっているマーメイドカフェ(ちなみに私は用心棒)。
「こんにちは、マダム・シャーリー。」
いつ、会ってもすごい美人だな。
「ああ、キラかい?
そうだ、あんたにはお願いしたいことがあるんだよ。
ケイミー達を迎えに行っておあげ。
また、陸上を見に行っているのよ。」
「またですか?陸上は私達にとって、危ないのに。
わかりました。それでは行って参ります。」
「ふふ、あんまりあの子を叱りにならないでおあげ。」
マダム・シャーリーはパイプの煙をくゆらせながら言った。
「はーい。」
私達は知らなかった。これが、この世界での最後の会話になるとは