半人魚な私には
□6話
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バサッバサッ
スタッと地面に降りる。うーん、久しぶりの陸地。土はやっぱりいいなあ。
さて、どうやって中に入ろう。
▼入り口を探す
▽ぶった斬って入り口を作る
▽ぶん殴って入り口を作る
よし、入り口を探そう。なかったら、自分で作ろう。
ぐるりと建物の周りを廻れば、入り口見つかるかな?
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入り口が、見当たらない。仕方ないね。よし、ぶった斬って入り口を作ろう!(テンションが高いのは気にするな)
ザッ
ふー、意外と脆い壁だな。少しの力で斬れちゃった。よし、中に入ろう。
『100番 キラ 三次試験通過第1号!!
所要時間27分』
ふー、楽だったな。これから何しよう。二次試験の豚の余りを、干し肉にでもしようかな?
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「なんて、めちゃくちゃなやつなんだ。」
「試験官!壁の修理費用はどうします!?」
「そんなの、必要経費でまわしとけ!!」
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約6時間後、ヒソカが2番目に通過してきた。
「くっくっく◆まさか、彼処から落ちて無事とはね◆
君は今でも美味しそうだけど、青い果実だね◆」
ゾワゾワッ
ヤバイ、悪寒が止まらないです。できるかぎり距離をとり、ゴン達を待つ。
時間かかりそうだから、寝ようかな。
時間がたつにつれ、一人、また一人と受験生がやってくるがゴン達はこない。
『残り1分です』
ピクッ
来たね、ゴンとキルア(+3人)。2人に駆け寄る。
「ゴン、キルア!」
「「キラ!!」」
「おまっ、無事だったのかよ!!」
「嘗めないでよ、あれくらいで死ぬ訳ないでしょ。」
「普通の人は死んじゃうけどね〜。」
「ま、いいや2人とも合格おめでとう!!」
「おう!」
「うん!」
『タイムアップー!!
第三次試験通過人数26名!!(内1名死亡)』