半人魚な私には

□7話
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四次試験も、あと残り1日を残している。

はっきり言って暇だ。明日はやらなくてはいけないこと(罠を外したりとか)があるが、今日は何もない。いや。あるにはある(修行とか)けど飽きた。

試験合格を祈願して、パーッとやるか?
よし、そうと決まればすぐ準備しよう!
やっぱり、こういうときは肉だよね!!新鮮なやつを取ってこよう。




****





新鮮な肉と魚をとり、解体も済ませた。果物も幾つか採取したし、これで充分かな。よし、家に戻ろ………

バッ

その場から10m後退する。
くそっ私としたことが気配に気付かないなんて!

「くくくくく◆
すごいね、この状態のボクに気付くなんて」

「何が目的だ、ヒソカ!!」

「ボクもプレートは集めきっているんだけどね◆君とヤりあいたくて◆」

そういうがいなや、ヒソカは殴りかかってきた。が、見え見えなので余裕で避ける。そして、ヒソカと20mくらい距離をとる。

「くくくくく◆」

「何が可笑しい!」

「いや、君もこの程度。まだまだ青い果実ってことにね◆」

は?どういうことだ、という言葉は出なかった。

ゴオォ

これは、一体!?何かが体から漏れ出している!?何かが出ていくにつれて、力が抜けていく。体の周りに留めるか、体内にしまったほうがいいよね。

何かを体内にしまうイメージをする。

スウッと何かは体内にしまわれた。

「流石だね。いきなり絶ができるとは◆(それも、熟練者も顔を青くするほどのね)」

「何ことだかさっぱりだな。」

「まあ、君のことをみれたことだし、今日はこれで勘弁してあげるよ。」

ヒソカの手には、私が解体した肉があった。そしてヒソカは去って行った。



っていうか。

「なんか、疲れた……。」

もう、家に戻ろう……………………。
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